UFC289:第9試合・マイク・マロット vs. アダム・フューギット

ウェルター級。

マロットは地元カナダ勢で最後の登場。UFC戦績はまだ2勝0敗で、地元補正がなければナンバーシリーズのメインカード登場はなかっただろう。キャリアの9勝は全試合1Rフィニッシュ。フェザーに落とし(て体重オーバーした)ハキーム・ダオドゥ戦が唯一の敗戦で、Bellatorで引き分けた試合が唯一2R以降に突入した試合。地元のUFCで試合をすることが夢だったが、コロナ後デビューのマロットにとっては、今回が初のカナダ大会で、カナディアン選手団のトリを務めることに。チーム・アルファメール所属の31歳。

マロットが地元枠でのメインカード起用なら、フューギットはその相手としての起用。日本では今年2月の木下憂朔のUFCデビュー戦で対戦し、パンチでダウンを奪ってグラウンドでの肘連打で1RKOした選手として知られているが、ローカルでも特に戦績を上げておらず、若くもない中で代役でのUFC契約を勝ち取った選手で、初戦はアグレッシブに攻めたものの、3Rにパンチを貰ってKO負け。それだけに木下はきっちり勝ってほしい相手だったが、フューギットが組みで優位に立つことでプレッシャーをかけ、打撃を効かせて勝利した。レスリング・柔術がバックボーン。34歳。

ジャブで距離を測る両者。マロットのミドルが入り一瞬動きが止まるフューギット。右を入れたマロット。またミドル。パンチからミドル。フューギットも詰めてきた。前蹴りを放ったが、打ち終わりにマロットが右フックを打ち込む。フューギット左ストレート。マロット右ハイ。マロットミドルを放ったがローブローに。ダメージは無く、すぐ再開。またミドルを入れるマロット。フューギットタックルに来たが、四つでクラッチしたマロットが投げてテイクダウン。フューギットガードに戻そうとするが、ハーフで固めたマロット。またガードに戻すフューギット。蹴り放して立った。残り1分。マロットワンツーからハイ。フューギットもハイ。前蹴り。その足を掴んで軸足を払ってテイクダウンしたマロット。フューギットのガード。ホーン。

1Rマロット。しかしキャリア2度目の2Rに。

2R。マロット前蹴り。詰めていくフューギット。またマロットの前蹴りが腹にヒット。マロット飛び込んでワンツー!フューギットダウン!すぐに飛びつくマロットにフューギットがタックルを狙うと、首を抱えたマロットがギロチン!絞めながらスイープして上になるとフューギットタップ!

2Rにはなったが、これで3試合連続フィニッシュ勝利。次は相手のレベルも中堅クラスに上がるか。

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