UFC on ESPN47:セミファイナル・アルマン・ツァルキヤン vs. ジョアキム・シウバ

ライト級。ツァルキヤン8位。シウバはランク外。

まだ上位ランカーとの対戦がないツァルキヤン。負けた相手は現王者マカチェフとマテウス・ガムロで、マカチェフ戦はマカチェフが序盤でKOされた試合を除くと、もっとも苦しめられた試合だった。あのマカチェフ相手に互角のテイクダウン勝負を演じた。それでかえって警戒されたのか、その後連勝してもランカーとの試合が組まれず、連勝でランクインしてもランク外や下位ランカーとの試合が続いていた。4月にはこれもランク外のヘナト・モイカノ戦が組まれたが、モイカノ欠場で試合が消滅すると、仕切り直しで組まれた今回の試合もランク外のシウバ戦。26歳。

シウバはムエタイ・ボクシング・柔術がバックボーン。UFCデビューから3連勝した後は2勝3敗で、ナスラット・ハクパラストとリッキー・グレンにはKO負け。前回はUFC0勝4敗1NCのジェシー・ロンソンに2RパウンドでKO勝ち。正直、一桁ランカーと対戦する戦績ではないが、上位陣はツァルキャンを避けているのか、対戦機会が回ってきた。34歳。

プレスするツァルキヤン。シウバの蹴りに合わせてタックル。シウバ腕をオーバーフックして投げでこらえようとするが、ツァルキヤン寝かせた。ガードのシウバにパウンドを入れていくツァルキヤン。首をケージに押し込まれているシウバ。肘を落とすツァルキヤン。背中を向けて立ちに行くシウバ。ツァルキヤンハーフバック。ケージに体側をつけてフルバックを防ぎながら立とうとするシウバだが、立たせず殴るツァルキヤン。残り30秒。バックキープを続けるツァルキヤン、残りわずかで強烈な肘からボディへの膝。ホーン。

1Rツァルキヤン。

2R。ツァルキヤン左ミドル。ワンツーミドル。詰めたツァルキヤンが肘。アッパー・肘からケージに押し込んだツァルキヤン。テイクダウン狙いをこらえるシウバ。離れた。左を当てたシウバ。組もうとするツァルキヤンを引き剥がす。ツァルキヤン踵落としを見せた。ケージに押し込む。離れたがまた出ていくツァルキヤン。が、シウバの左が入り効いた!ふらつくツァルキヤンだがタックル。ダブルレッグでテイクダウン。シウバのガード。密着したままパウンドを入れてダメージの回復を図るツァルキヤン。肘。下からオモプラッタを狙ったシウバ。ホーン。

2R一瞬ぐらついたパンチを貰ったものの、トータルではツァルキヤン。

3R。左ミドルで出るツァルキヤン。右ミドル。ケージに詰めてパンチを打ち込むと四つでダブルアンダーフック。シウバケージでこらえる。ボディロックからひねってテイクダウン。固めようとするツァルキヤンだが、シウバすぐにケージを背負って立とうとする。立たせずハーフにしたツァルキヤン。膝を着いたシウバ、正対して立ち上がる。ツァルキヤンバックブローから左ミドル。シウバ首相撲から膝。が、膝をキャッチしてテイクダウンしたツァルキヤン。ハーフからパウンド・肘連打。ぐったりしてきたシウバ。バックマウント。体を伸ばして殴る。鉄槌連打。打たれ続けるシウバ。レフェリーようやく止めた。

格下相手にきっちりフィニッシュするという意地を見せたツァルキヤン。一瞬パンチを貰ってぐらついた場面もあったが、もう下位やランク外との試合はいいだろう。

試合後、マカチェフに勝つ自信がある、ベニール・ダリウシュやマイケル・チャンドラーとやりたいとアピール。チャンドラーは現在TUFコーチで、TUF後にはコナー・マクレガーとのコーチ対決を行うはずだが、マクレガーがUSADAの検査プールに入っておらず、試合の実現が不透明になっている。

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