UFC on ABC5:第2試合・ジャマル・エマース vs. ジャック・ジェンキンス

フェザー級

エマースはUFC2勝2敗。レスリングバックボーンのストライカーで、188cmの長いリーチを持つ。前戦は23戦全勝ながら3年のブランク明けのフセイン・アスカポフと対戦。打撃・組みで圧倒し勝利したが、どちらかというとアスカポフが期待外れの内容。33歳。

オーストラリアのジェンキンスは昨年9月のコンテンダーシリーズで勝利し、2月に地元で行われたUFC284でUFCデビュー。0勝1敗のドン・シェイニス相手にカーフを効かせ、テイクダウンしてからも攻勢で完勝だったが、相手が緊急の代役でUFC契約した選手なので、まだUFCレベルかどうかはわからない。30歳。

間合いを詰めるジェンキンス。エマースカーフキック。組んでいくが受け止めたジェンキンス。離れた。またプレスするジェンキンス。エマース首相撲を狙ったが振りほどいたジェンキンス。すぐに詰める。ケージ際をサークリングするエマース。パンチを打ち込んだジェンキンスだが、エマース前蹴り、ワンツー。リーチに勝るエマース、ジェンキンスに近い間合いまで近寄られていたが、ようやく自分の距離で打撃が出せるようになってきた。詰めたジェンキンス。パンチからロー。エマースまた距離を取り前蹴り。エマースの右に左フックを返した。エマース右ミドル。ジェンキンスは左ミドル。エマースがパンチからローの連打を入れる。残りわずかでパンチから蹴りを入れたジェンキンスだが、膝を出した際に足が急所に入りタイムストップ。再開。ホーン。

1R序盤は距離を詰めて打撃を入れていたジェンキンスだが、後半エマースの距離になり手数を出したので、エマースのラウンドか。

2Rジェンキンスカーフキック。ちょっと効いたエマース。またカーフ。ステップし距離を取るエマース。ワンツー。またカーフを蹴られるが、蹴られた勢いで一回転してバックブロー。またカーフ。エマースはワンツーからハイ。パンチの手数で近寄らせないようにするエマースだがジェンキンスカーフキック。徹底している。しかしエマースパンチで手数を出している。詰めてワンツーを入れるエマース。ジェンキンスが下がる。またカーフ。また切られて回転したエマースだが、そこに組み付いてバックに昇ったジェンキンス。背中に乗るが、エマース前に落とした。ホーン。

2Rはジェンキンスのカーフがどこまで評価されるかだが、手数でエマース。

3R。エマース詰めていく。ケージを背負ったジェンキンスにタックル。エマースタックル。テイクダウン。ジェンキンスのガード。エマース上から肘。上半身を起こしてケージにもたれて立とうとしたが、エマースバックを伺いつつ殴る。首に腕を回しチョークを狙うと、ジェンキンス下になりまたガードに戻した。またケージを使って立とうとするジェンキンス。立った。立ち際に肘・パンチを入れたエマース。またタックル。ケージに押し込むと強引に首投げ。が、潰され下に。ハーフにしたジェンキンスだが、エマースリバースして上を取り返した。ジェンキンスのガード。残り1分。フックスイープを狙うジェンキンスだが返せない。密着したままパウンドを打ち込むエマース。タイムアップ。

30-27エマース、29-28ジェンキンス、29-28ジェンキンス。2-1でジェンキンス勝利。

1・2Rが僅差、3Rはエマース。最初の2Rが割れた。

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