UFC on ESPN48:第3試合・グラム・クタテラーゼ vs. エルブス・ブレナー

ライト級。

ジョージアのクタテラーゼは2020年にUFCデビューし、ここまで2戦しかしておらず1勝1敗。今年に入ってからも、負傷とビザの問題で2度試合が消滅。1年ぶりの試合となる。UFCデビュー戦は、クレベル・コイケにも勝利しているマテウス・ガムロにスプリット判定勝ち。前回はセミに登場するイスマグロフとの対戦で、互角の展開だったがスプリット判定負けし、7年ぶりの敗戦を喫した。ハムザト・チマエフのスパーリングパートナー。31歳。

ブレナーは今年2月に代役UFCデビュー。チーム・ハビブのズバイラ・ツフゴフ相手に終始打撃戦となり、メディアのジャッジがほぼツフゴフを支持する微妙なスプリット判定勝ち。シュートボクセ・ディエゴ・リマ所属で元王者チャールズ・オリヴェイラのトレーニングパートナー。UFCデビュー戦はほぼ打撃しか見せなかったが、ローカル時代は13勝中11の一本勝ちがあるグラップラー。25歳。

オッズは大差でクタテラーゼがフェイバリット。

ミドルを入れたクタテラーゼ。ブレナーもパンチを返す。クタテラーゼロー。ブレナー詰めてパンチで飛び込んだが、かわしたクタテラーゼがスタンドバックを狙う。離れたブレナー。ケージに詰めてブレナータックル。四つからテイクダウン成功。クタテラーゼ下からラバーガード。ガードに戻したクタテラーゼ。フックスイープを狙ったがこらえるクタテラーゼ。ハイガード。ケージ際まで移動して立ったが、ブレナーボディロックの体勢からなおもテイクダウン狙い。投げたが、投げ返してこらえたクタテラーゼ。離れてスタンドに。残り2分。ワンツーを入れたクタテラーゼ。前蹴り。ブレナーミドルでスリップしたが、すぐ起き上がり四つに組むと投げてテイクダウン。しかしクタテラーゼまたケージを使って立った。肘を入れて離れる。左ボディ、カーフキック。今度はクタテラーゼが組みに行く。ケージに押し込むと四つから膝を入れる。肘を入れるクタテラーゼ。放すとパンチラッシュ。ケージを背にパンチを被弾したブレナーがダウン!すぐに立った。さらにパンチからハイを入れたクタテラーゼ。ホーン。

1Rクタテラーゼ。

2R。ブレナーが打撃戦に出るが、クタテラーゼの膝をもらいぐらついた。タックルに入ったブレナーだが、クタテラーゼが投げでこらえると下になったブレナー。パウンドを入れたクタテラーゼだが、離れて立たせる。ジャブ、ローを入れるクタテラーゼ。左。ふらつきながらもパンチを打ち込んでいくブレナー。クタテラーゼ右で飛び込みハイ。逆にクタテラーゼがタックルへ。切ったブレナー。ワンツー、肘を入れる。なおもパンチで出るブレナーだが、スピードが落ちている。クタテラーゼもちょっと疲れたか?パンチがやや雑。ブレナーがパンチから膝を返した。組んだブレナーだがクラッチを切られた。また肘を入れるクタテラーゼ。残り1分。左ボディからパンチの連打、肘。縦肘。足払いで倒したクタテラーゼ。ブレナーガードだが背中を付けている。それでも下から肘を入れるブレナー。パスを狙うクタテラーゼに蹴り上げ連打。ホーン。

2Rクタテラーゼ。

3R。ブレナーがスタンドで打撃を出していく。パンチの連打で出る。四つに組み付いたクタテラーゼだが、ブレナーが組み勝ってケージに押し込んだ。マウスピースを吐き出したクタテラーゼ。ブレナーシングルレッグ。倒せず離れた。クタテラーゼが膝・肘を入れるが、ブレナーじわじわと出ていく。パンチを打ち込む。クタテラーゼはブロックして凌ぐ。縦肘で飛び込んで首相撲から膝を入れるクタテラーゼ。さらに肘。離れるとハイ。四つに組むとクタテラーゼがテイクダウン狙い。こらえるブレナー。左ボディを入れていくクタテラーゼだが、ブレナーが逆にボディを返すと飛び膝。左が入りクタテラーゼ効いた!しゃがみ込むようにダウン!パウンド!KO!

ブレナー大逆転KO。

ブレナー、初戦は微妙な判定での勝利だったが、今回は追い込まれたところからのKO勝利。グラップラーだが打撃で勝負できるのはスパーリングパートナーのオリヴェイラを彷彿させる。とはいえオリヴェイラほどの打撃・組みのレベルではないが。劣勢になっても攻める姿勢を崩さないことが逆転を呼び込んだ。

クタテラーゼは2Rまで圧倒していたが、スタミナが切れた後半に逆転を許した。とはいえ、現ランカーのガムロに勝ち、イスマグロフにはスプリット判定負けだったが互角の内容だったので、1勝2敗だが中堅クラスの実力はある。負けたが今後に期待できる選手。

タイトルとURLをコピーしました