UFC290:第11試合・ロバート・ウィテカー vs. ドリカス・デュ・プレシ

ミドル級。ウィテカー2位、デュ・プレシ5位。

ミドル級では王者アデサニヤにしか敗れていないウィテカー。2019年にKO負けでアデサニヤにタイトルを奪われ、昨年2月の再戦では判定負けで連敗しているが、前王者ペレイラがライトヘビー級に上げたため、未だにトップコンテンダーであることには変わりはない。空手ベースの打撃に加え、ADCCにも出場している組み技が武器。32歳。

南アフリカのデュ・プレシは2020年のUFCデビューから5連勝中。ここまでキャリア21戦で19勝2敗。うち判定になったのはブラッド・タヴァレス戦のみで、他はすべてフィニッシュ決着。バックボーンはキック、柔道。ここ2戦は元ウェルター級タイトル挑戦者のダレン・ティルに1Rバックを奪いパウンドで猛攻。2Rにやや攻め疲れで失速したものの、3Rにはティルもガス欠となり、チョークで一本勝ち。前戦のブランソン戦では、1Rパンチを効かされてふらつく大ピンチから、2Rにガス欠したブランソンにスタンド・グラウンドでパンチを打ち込み続け、2R終盤にコーナーが試合を止めてTKO勝利。勝てば南アフリカ初のUFCタイトル挑戦者となることが濃厚な試合。29歳。

カーフを入れたデュ・プレシ。左ミドル。詰めるデュ・プレシをジャブで止めたウィテカー。ジャブ。デュ・プレシもパンチを出しているがヒットしてない。ウィテカーパンチからタックルへ。テイクダウン。首をギロチンに抱えたデュ・プレシだがサイドに出たウィテカー。デュ・プレシケージを使って立つ。離れるウィテカー。飛び込んで右を打ち込むウィテカー。デュ・プレシは詰めていく。右を一発入れたデュ・プレシ。組んでデュ・プレシが首を抱えて大外刈りでテイクダウン。ダースチョーク。外したウィテカーはガードを取る。担いでパスしたデュ・プレシ、またダースを狙うが、残り10秒なので放してパウンドに。パウンド連打。ウィテカーこめかみをカットし出血。ホーン。

1Rデュ・プレシ。

2R。ウィテカー飛び込んで右ハイ。右ストレート。ウィテカーパンチから右ハイ。スイッチを繰り返すデュ・プレシ。ウィテカーの飛び込み際にジャブがヒット!ウィテカー膝をついてダウン!すぐ立ったがデュ・プレシパンチで出る!ケージに詰まったウィテカー。パンチのラッシュ!ボディ、顔面に打ち込まれ膝を着くウィテカー。レフェリーストップ!

ついにアデサニヤ以外にウィテカー超えを果たす選手が出てきた。これで次期挑戦権獲得は確実か。

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