UFC290:第8試合・ロビー・ローラー vs. ニコ・プライス

ウェルター級。

ローラー引退試合。元ミドル級王者で、2015年のローリー・マクドナルド戦がUFC殿堂入りしたばかり。常に激闘を展開し、2014年・15年と2年連続でファイター・オブ・ザ・イヤー、ファイト・オブ・ザ・イヤーを受賞しているが、2016年にタイロン・ウッドリーに敗れて王座から陥落した試合からの戦績は2勝6敗。2勝のうち1勝は6年ぶりの復帰戦となったニック・ディアス戦。激闘のつけが回ったのか、打たれ弱さを見せるようになってきていた。1年前の前戦は、ブライアン・バーバリーナとの新旧激闘王対決で2RにパンチをまとめられてKO負け。途中リリースされているものの、UFCデビュー戦からは21年となる41歳。

プライスはUFC7勝6敗2NC。キャリア24戦でフルタイム判定となったのは4度のみ(ただし、直近4戦のうち3度が判定)。前戦では体重オーバーのフィリップ・ロウに3RKO負けしている。今回の試合前には、かつてローラーに勝っているベン・アスクレンとトレーニングしているとのこと(ただし、アスクレンの勝利は本人がタップしていないブルドッグチョークでレフェリーが止めたことによるものだが…)。33歳。

パンチで出たローラー。左を打ち込む。ローラークリンチからフック・フック・アッパー・フックを打ち込むとプライス意識が飛び崩れ落ちた!KO!

引退試合で秒殺KO勝利したローラー。有終の美。

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