ライトヘビー級。クルート14位。2月に対戦しドローだった試合のダイレクトリマッチによる決着戦。
前回は2Rまでメニフィールドがダウンを奪うなど攻勢だったが、スタミナ切れで終盤失速。3Rにテイクダウンをこらえる際に痛恨のケージつかみで減点され、2者28-28、1者クルート29-27のマジョリティドローに。
サム・グレコの弟子クルートは前回地元オーストラリアでの試合だったが、得意の打撃でダウンを奪われるなどいいところがなく、後半メニフィールドの失速により追い上げたものの、反則減点に助けられてのドロー。ランカーとはいえ、現在は2連敗の後ドローで、2年9ヶ月勝ち星から遠ざかっている。現王者のジャマール・ヒルとは21年12月に対戦し、当時上位ランカーだったクルートが1R開始早々にダウンを奪われ、パウンドで48秒でKO負けしている。27歳。
メニフィールドは重量級に多いアメフト出身のスーパーアスリートタイプの選手。大卒後、カナディアン・フットボール・リーグや室内アメフトのアリーナ・フット・ボールリーグでプロとして活動していたが、2015年に28歳でMMAプロデビュー。無敗・全フィニッシュでコンテンダーシリーズ出場、本戦でも2試合連続1RKO勝ちと順調だったが、ランカー手前で壁に当たり、中堅にとどまっている。クルートとは逆に、2試合連続1RKO勝ちの上り調子でクルート戦に臨んだがドロー止まり。前回は反則がなければ勝っていたが、今回もオッズは微差ながらアンダードッグ。35歳。
カーフキックを入れたクルート。メニフィールドもそこに右を合わせる。またカーフを入れるがメニフィールドワンツーを返しヒット。クルートタックル。しかしメニフィールド受け止めて両脇を差した。クルート閂に捕らえて膝。入れ替えてケージに押し込むメニフィールド。クルート首相撲に捕らえて膝。が、放すとパンチを入れたメニフィールド。また組んで押し込んだが、クルート入れ替えてダブルレッグへ。脇を差してディフェンスしたメニフィールド。四つから膝を入れるクルート。ホーン。
1Rは四つからの膝のヒット数でクルート。
2R。左フックを入れたメニフィールド。クルートは蹴り。しかしヒットしているのはメニフィールド。クルートレッグダイブ。尻もちを着かせたが立ったメニフィールド。切ってがぶると首をギロチンに抱える。さらにタックルに来たクルートを仰向けにひっくり返して絞めるとクルートタップ!
5R目で決着。今日も接戦だったが、一瞬のギロチンでフィニッシュした。