UFC on ESPN49:第3試合・タイソン・ナム vs. アザト・マクスム

フライ級。

ナムは39歳でフライ級最年長。UFC3勝4敗で、3勝はすべてKOでの勝利という、軽量級だが倒せる打撃が武器。前戦まではランカーだったが、ブルーノ・シウバに前蹴りを顎にもらってダウンし、バックからチョークに捕まって一本負け。ランキングから外れた。年齢的に連敗は避けたいところだが、オッズでは緊急UFCデビューでランカーと対戦するハファスに続く2番目のアンダードッグ。

カザフスタンのマクスムはUFCデビュー戦。カザフスタン国内での試合や、中東のBRAVE CFを主戦場とし16戦全勝(5KO・6一本勝ち)。オッズでは支持されているものの、ここまでローカルレベルの相手としかやっていないので、実力は未知数であるものの、アメリカで出稽古中にスパーした平良達郎が強かったと認めている。ファイトスタイルはレスリング+ボクシング。28歳。

お互い打撃戦。牽制のパンチの打ち合い。マクスムが2度タックルに入るが切られた。大きな展開がないままラウンド終盤。マクスムタックル。テイクダウン。ナムすぐに立つとケージ際で正対。そこにまたタックルに入ったマクスムだがホーン。マクスムだがホーン。

1Rマクスム。

2R。手数を増やしてきたマクスム。マクスムの左で一瞬ぐらついたナム。左を打ち込むマクスムにナムはボディを打ち込む。ナム飛び込んで右。マクスムのタックルは切った。マクスムパンチからミドル。テンカオ。右オーバーハンドを打ち込んだナム。マクスム飛び膝。ホーン。

2Rは僅差。

3R。拮抗した打撃戦が続く。ナムはパンチの上下、インローで手数を増やしてきた。ナムが距離を詰め、マクスム下がりだす。逆にギアを上げてきたナム。右オーバーハンド。マクスムタックル。ケージまで押し込んだが切られた。また組んだマクスムだがナムがケージに押し込む。残り1分。押し込みながらパンチを入れるナム。離れたマクスム。パンチからカーフキック。組んだマクスムだが、ナムがボディロック。テイクダウンを狙うが、倒され際に反り投げで上を取ったマクスム。ナムが立つとスタンドバックからスープレックス。ホーン。

3Rはナム。2R次第か。

29-28マクスム、29-28ナム、29-28マクスム。スプリットでマクスム勝利。

無敗はキープしたマクスムだが、連続フィニッシュは途絶えた。UFC初戦で本来の実力が出せなかったのでなければ、この内容だと即ランカーの実力はないと言わざるを得ない。

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