UFC on ESPN49:第9試合・ノルマ・ドゥモン vs. チェルシー・チャンドラー

女子フェザー級。両者ともバンタム級ランカーで、ドゥモン13位、チャンドラー15位。

ブラジルのドゥモンはUFC5勝2敗だが、バンタム級では1試合しかしておらず、あとはフェザー級での試合。唯一出場したバンタム級戦も体重オーバーしており、正確にはキャッチウェイト。それどころか、フェザー級でも体重オーバーがある。女子フェザー級が適正のUFC唯一の選手。ヌネスが引退し王座を返上した女子フェザー級で、タイトル戦を行うとすれば、その第一候補に上がるドゥモンだが、一方で女子フェザー級についてはダナ・ホワイトが廃止を示唆しており、その時に備えてバンタムへの肉体改造もしているとのこと。女子柔術・散打・ムエタイがバックボーン。32歳。

チャンドラーは昨年10月のUFCデビュー戦ではレア・レットソン戦がバンタム級で組まれていたが、レットソン欠場でユリア・ストリアレンコと140ポンドキャッチウェイでの対戦となり、テイクダウンからマウントを奪い1RパウンドでKO勝ち。4月に元アマチュアボクシング全米王者のダニエル・ウルフ戦が組まれていたが、ウルフ欠場により消滅している。高校はバスケ・陸上を行い、17歳からムエタイを始め、大学卒業後にニック・ディアス・アカデミーに参加。ここまで5勝1敗。29歳。

詰めていくチャンドラー。ドゥモン下がりながらカーフキック。ケージに詰まったところでパンチを入れるが、ドゥモンの返しのパンチがヒット。もらったチャンドラー、なんと背中を向けてダッシュ。追いかけて四つに組んだドゥモンだが、離れ際にパンチを入れたチャンドラー。チャンドラーまた組んでケージに押し込む。ダブルアンダーフック。足をかけてテイクダウンを狙ったチャンドラーだったが、逆に押し倒され下に。密着したままパンチを入れるドゥモン。ホーン。

1Rドゥモン。

2R。詰めていくチャンドラー。下がりながら打撃を出していくドゥモン。組んだチャンドラーだが、ドゥモン入れ替えて離れる。チャンドラーどんどん詰める。パンチを入れるが、打ち終わりにドゥモンがパンチをヒットさせる。右がビッグヒットしぐらついたチャンドラーだが、再び詰めていく。ドゥモン今度は組んでテイクダウン。チャンドラーのガード。腕十字を狙うチャンドラー。ドゥモン防いだが今度は三角。これも解除すると、密着した状態で肘。亀になったチャンドラー。立った。ケージに押し込み膝。離れ際にパンチを入れたドゥモン。ホーン。

2Rドゥモン。

3Rも詰めていくチャンドラーだが、そこにタックルを合わせて倒したドゥモン。チャンドラーギロチンに抱えて立ったが外れた。しかし外掛けテイクダウンで倒す。ドゥモンすぐに立った。四つからケージに押し込んでいたチャンドラー。肘を入れ離れる。また出ていくが、パンチをかいくぐって胴タックルからテイクダウン。亀になったチャンドラー。足関。が、防いでパウンドを入れるドゥモン。チャンドラーまた足関を狙ったがパウンドをもらい亀に。巻き込んでスイープを狙ったが、ドゥモンこらえてハーフで押さえ込む。ガードに戻したチャンドラー。三角クラッチ。しかし防がれている。インサイドで固めるドゥモン。タイムアップ。

三者30-27でドゥモン勝利。

ドゥモン勝ったがレベルは低く、希望するフェザー級存続には物足りない内容。PFLと契約しているケイラ・ハリソンでも来れば別だが…。

チャンドラーは体格で上回りスタンドで圧を掛けるところまでは良かったが、パンチを見切られ、組まれてテイクダウンを奪われる展開が続いた。下からはけっこう十字や三角を仕掛けていたが、結局フィニッシュできる鋭さはなかったので、それならさっさとリカバリーする術を磨いたほうがいいと思った。

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