UFC on ESPN+82:第12試合・ポール・クレイグ vs. アンドレ・ムニス

ミドル級。クレイグはライトヘビー級9位、ムニスはミドル級14位。

地元イギリス・スコットランドのクレイグは、ライトヘビー級からミドル級に落としての初戦となる。ライトヘビー級では8勝6敗1分け。UFC屈指の下攻めファイターで、前王者のジャマール・ヒル、ランキング2位のマゴメド・アンカラエフを、ガードからの三角から仕留めている。下攻めが得意な一方、テイクダウンは強くなく、引き込み主体で戦うことから、相手に付き合ってもらえず負けることも多い。特にライトヘビー級では特異なスタイルということもあり通用していたが、果たしてミドル級でもランカー相手に通用するのか。35歳。

ブラジルのムニスは、柔術世界王者のホナウド・ジャカレイから腕十字を極めて一躍注目選手に。続くユライア・ホール戦では打撃でもリードし、フィニッシュは奪えなかったが完勝。が、前回はノーランカーのブレンダン・アレンとの対戦で、打撃勝負を公言していたが打ち負け、逆にテイクダウンを奪われてからのチョークで一本負け。UFC初黒星を喫した。33歳。

ブルース・バッファーの選手コール中に接近してにらみ合う2人。

かなり絞れているクレイグ。鋭い右ミドル。右ハイ。ムニスもミドル。前蹴り。ムニスはスピンキックをボディに入れる。よくあるグラップラー同士の打撃戦に。両者蹴り主体に攻める。クレイグがジャブからハイ。さらにムニスが出るところをジャブで止める。残り1分。クレイグのミドルをキャッチしたムニス。クレイグ引き込み気味に下に。ムニスボディにパウンド。下からホールドするクレイグ。ホーン。

1R手数はややムニス。最後にグラウンドで上になったこともあり、ムニスのラウンドか。

2R。プレスしてきたムニスにクレイグタックル。そのまま四つからテイクダウン。しかしハーフからパウンドを入れると立った。再びガードに入ったクレイグだがムニス三角でクラッチ。クレイグパウンドを打ち込む。足のクラッチが緩んだ。腕十字に切り替えたムニスだが、クレイグすぐに腕を引き抜く。タックルに入るムニスに、また安易に下になったクレイグ。ムニスハーフからパウンド。上から頭で突っ込んだムニスだが、ヘッドバッドになりタイムストップ。スタンドで再開。パンチで出たムニスにクレイグが胴タックル。テイクダウン。ムニス下からネルソンで返そうとするが、ハーフで押さえたクレイグがダースチョーク。浅い。放したクレイグだがサイドに出ている。肘を入れる。マウント!パウンド連打。肘連打。腕でグロックするので精一杯のムニス。レフェリー止めた!

クレイグミドル級転向初戦でランカー撃破。ライトヘビーでは個性的な色物枠だったクレイグだが、ミドルに落としてタイトル争いに入っていけるか。

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