UFC291:セミファイナル・ヤン・ブラホビッチ vs. アレックス・ペレイラ

ライトヘビー級。ブラホビッチ3位、ペレイラはミドル級2位。

元王者ブラホビッチ。ジョン・ジョーンズが返上した王座をドミニク・レイエスと争い、2RKO勝ちで王座獲得。初防衛戦では、MMA無敗のミドル級王者アデサニヤとの王者対決を、テイクダウンからの押さえ込みで制して勝利。が、2度目の防衛戦では、グローバーテイシェイラからテイクダウンを奪われると下から抜け出せず、最後はパウンドからのチョークでタップアウト負け。昨年12月には、ランキング4位のアンカラエフとの間で王座決定戦が組まれる。2Rにローを効かせたブラホビッチの勝利は時間の問題と思われたが、そこからテイクダウンを奪われる展開で、結果僅差のスプリットドローで王座獲得ならず。しかしメディアのジャッジはほぼアンカラエフを支持する内容だった。2月に40歳となってからの初戦。

ペレイラはキックでGlory王者となり、キック時代に2度ミドル級王者アデサニヤに勝利していることもあって、初のランカー戦であるストリックランド戦で勝ったのみでアデサニヤの王座に挑戦。打撃戦でぐらつく場面もあり、劣勢で迎えた最終ラウンドに倒しに行き、見事逆転KO勝利でタイトル獲得。が、今年4月に組まれたダイレクトリマッチでは、2Rにパンチを効かされダウンし、パウンドを打ち込まれ失神KO負け。もともとミドル級への減量がきつかったペレイラは、直後にライトヘビー級への転向を表明しており、これが初戦となる。打撃の強さは疑いないが、ここまで強いテイクダウンを武器にした相手との対戦はなく、UFCトップレベルの相手に組まれた場合の対処には不安が残る。36歳。

オッズは僅差ながらブラホビッチがフェイバリット。

ブラホビッチいきなりシングルレッグへ。ケージを背にして首を抱えるペレイラ。絞めるがブラホビッチはサムズアップで大丈夫とアピール。シングルレッグで倒したブラホビッチ。背中を向けて立とうとしたペレイラから四の字バック。マタレオンチョーク。絞めようとするが顎を引いて防ぐペレイラ。放したブラホビッチはたすきに取ってバックキープ。パンチを入れつつまたチョークを狙っている。残り1分。膝を着いてグラウンドに。チョークに入るが防いでいるペレイラ。無理に決めようとはしていないブラホビッチ。ホーン。

1Rブラホビッチ。

2R。ジャブを出したペレイラ。カーフキック。ブラホビッチもカーフを返す。左フックを放つペレイラ。じわじわ出る。カーフキックを入れたペレイラ。足が流れるブラホビッチ。両者カーフ。また足が流れたブラホビッチだが、踏み込んで左右のフックをヒット。ペレイラが打撃に意識が向いたところでタックル!テイクダウン!ペレイラのガード。ブラホビッチ押さえ込みつつパウンド。ペレイラ上半身を起こそうとする。ケージを使って立った。押し込みながら膝を入れるブラホビッチ。残り90秒。押し込まれたままのペレイラだが、入れ替えて脱出。ペレイラ左ハイ。出ていくがブラホビッチの左フックがヒット。ブラホビッチタックル。切ったペレイラ。ケージを背負ったブラホビッチに右をヒット。膝を入れて離れたペレイラ。ブラホビッチケージを背負っているが疲れている。ガードを固めているところにペレイラがパンチを打ち込む。打たれるブラホビッチ。ホーン。

2Rペレイラ。ブラホビッチ、高地ということもありスタミナ切れか?

3R。左ミドルを入れたペレイラ。ボディストレート。カーフ。ブラホビッチ疲れが明らか。ジャブを入れるペレイラ。またカーフ。パンチで飛び込んだブラホビッチ。左右のフックがヒットする。が、また下がる。ジャブを入れるペレイラ。ブラホビッチ、踏み込みもなくなってきた。プレスしていくペレイラ。ブラホビッチタックル。が、脇を差して受け止めて引き剥がしたペレイラ。ブラホビッチ、疲れはあるが前に出てパンチを打ち込む。ジャブがヒット。ペレイラも手数が少ない。遅れてガス欠か。残り90秒。両者ガードが下がっている。ブラホビッチタックルに行くが止められた。ジャブを入れるペレイラ。ブラホビッチシングルレッグ。テイクダウン!ペレイラのガード。引き剥がそうとするペレイラ。ブラホビッチも上にいるだけ。残り3秒でパウンドを数発入れた。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでペレイラ勝利!

3Rはブラホビッチテイクダウンするもそこからの攻めがなかった。

mmadecisions.com

メディアのジャッジはほぼ29-28ペレイラ

割れたのはやはり3R。

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