PFL2023#8:第2試合・ダニーロ・マルケス vs. 石井慧

ヘビー級ワンマッチ。

マルケスは今年PFLに初出場したが、リーグ初戦はスタンドで消極的な展開での判定勝ち。2戦目は初戦TKO負けのマルセロ・ヌネスと対戦し、1Rにパンチを打ち込まれてKO負け。マルケスは7位で予選落ち。相手のヌネスは3位で勝ち上がって、この後のトーナメント準決勝に出場する。37歳。

石井は日本ではK-1やボクシングの試合に出ていたが、MMAは1年2ヶ月ぶりの出場。K-1では3連勝していたが、今年3月に藤本京太郎に判定負けし、その試合を最後に卒業した。36歳。

右ハイを放ったマルケス。石井腕でブロック。マルケスジャブで距離を測り前蹴り。間合いが遠く石井の打撃が届かない距離。飛び込んでパンチを出そうとしたが、マルケスバックステップでかわす。マルケスインロー。ハイ。またインロー。石井もローを返す。お互い蹴りしか届かない間合い。石井がまたパンチで飛び込むもかわされる。距離を詰め右をヒットさせた石井だが、打ち終わりにマルケスの右がヒット。また飛び込んだところにマルケスの右ミドルが入る。さらにワンツー。もらっている石井。マルケスが蹴りを当てていく。石井パンチで飛び込む。マルケス首相撲から膝を入れるが、そのまま組み付いた。が、引き剥がして離れたマルケス。また飛び込もうとしたところでマルケスの右をもらいぐらついた石井。ゴング。

1Rマルケス。石井、間合いに入ることができず厳しい。

2R。またマルケスが蹴りを入れていく展開。ライブオッズは開始時点では互角だったが、大きくマルケスがフェイバリット。ミドルをもらう石井だがそのまま距離を詰める。しかしまた引き剥がし離れた。さらに詰めた石井を首相撲に捕らえるマルケス。ケージに詰めてダブルレッグを狙った石井だが引き剥がされる。マルケス左右のボディ。また詰めた石井。ケージに押し込むも、マルケスすぐに入れ替えて引きはがす。また首相撲。膝をもらった石井。そのままケージに詰めたが、やはり引き剥がされた。詰めてパンチを入れた石井に膝を入れ離れるマルケス。残り1分。石井飛び込んで左オーバーハンドがヒットするが、マルケスすぐに前蹴りの連打を腹に入れる。ゴング。

2Rマルケス。石井は最近ボクシングやK-1ルールで戦っていたと言っても、相手は同じくらいの体格の選手で、スーパーヘビー級のリーチの相手とはやっていないため、経験が活かせていない。

3R。前手で石井をストッピングしつつミドルを入れるマルケス。石井パンチから詰めてダブルレッグの体勢に。ケージに押し込むがクラッチできない。また引き剥がされた。パンチを入れるマルケスだが石井下がらず詰める。また組んだ。大内刈りを狙うがかからず。引き剥がされた。また押し込む。2Rまでと違い、押し込むところまでは行くが、結局そこから攻めがない。クリンチアッパーを入れる石井だが、マルケスもパンチを返す。離れるもすぐまた押し込む石井。押し込みながらアッパー。ボディを殴る。序盤ならいいかもしれないが、KOできそうではない。残り1分で離れたマルケス。打撃で打たれつつ出る石井。また押し込み。最後にKOを狙ってパンチを振り回した石井。タイムアップ。ゴング後にマルケスをにらみつける石井。

三者29-28でマルケス勝利。

3Rは押し込みで取った石井だが、マルケスにとっては計算づくの逃げ切り。

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