UFC292:セミファイナル・ジャン・ウェイリー vs. アマンダ・レモス

女子ストロー級タイトルマッチ5分5R。

ジェシカ・アンドラジを秒殺KOし、東アジア初のUFC王者となったウェイリー。初防衛戦ではヨアンナの顔面を変形させるほどの打撃を打ち込みスプリット判定勝ちしたが、2度目の防衛戦でローズ・ナマユナスに1RKO負け。UFC初黒星となった。ダイレクトリマッチは接戦となったが、今度はスプリット判定負けで王座獲得ならず。が、そのナマユナスからタイトルを奪ったカーラ・エスパルザのタイトルに挑戦すると、エスパルザのタックルを切り、最後は足でエスパルザの腕を封じつつのチョークで一本勝ち。これまでは打撃のみのイメージだったが、レスリング・寝技も向上していることを見せた。34歳。

レモスはストロー級ではジェシカ・アンドラジにスタンディング肩固めで敗れたのみで、7勝1敗。しかも5勝がフィニッシュ勝利とフィニッシュ力もある。来月復帰する魅津希とは、魅津希の長期欠場前最後に対戦しているが、魅津希は初めてパンチでダウンを奪われて完敗している。女子ストロー級は最近エスパルザ・ナマユナス・ヨアンナと、1度王者になった選手の挑戦が続いていたので、レモスの挑戦はフレッシュだが、36歳と女子ストロー級史上最高齢でのタイトル挑戦となる。

レモスの蹴り足を払って倒したウェイリー。担ぎパス。サイドについた。ハーフからパウンドを打ち込むウェイリー。レモス立つが、すぐにウェイリーが足をすくってテイクダウン。しかしレモス倒され絵際にダースチョーク!けっこうタイトに入っているが、ウェイリーハーフの足を超えてサイドに離さないレモスだがバックマウントにして外した。ウェイリーパウンド!バックから打たれるレモス。正対してハーフにしたがまたパウンドをもらう。レモスまた立つと、ウェイリーがテイクダウンを狙ったところにニンジャチョーク。しかしグラウンドにたたきつけて外した。ホーン。

1Rウェイリー

2R。レモスがパンチをヒットさせる。しかしすぐウェイリーボディロックからテイクダウン。サイドについている。マウントを狙ったがハーフに。枕を取って上体を固めているウェイリー。レモスうつ伏せになりがぶりの状態に。バックに回るウェイリー。またハーフになった。肘を落とすが、レモスフックスイープで浮かせて立った。ウェイリー離さないで大内テイクダウン。レモスを亀にするとバックに回る。腕を掴んでディフェンスするレモス。ホーン。

2Rウェイリー。グラウンドになると力の差が出る。

3R。レモスがワンツーを放つとパンチを返したウェイリー。組んで四つに。レモス押し込むが、ウェイリーは小手で巻いてコントロールし肘を打ち込むとタックルに入りテイクダウン。簡単にパスしてサイド。またバックに回る。両足フックしバックマウント完成。腕を掴んでチョークは防いでいるが、上になりうつ伏せにしようとするウェイリー。レモス正対してハーフに。また簡単に足を抜いてパス。粘りが無くなってきたレモス。ケージ際でスペースができたところで立ったレモス。前蹴りを入れて離れたウェイリー。飛び込んでワンツー。レモスにとって唯一の勝機のスタンドになったが、手が出せない。ホーン。

3Rウェイリー。レモス下になるとすぐにポジションを取られるようになり、心が折れ気味。

4R。サイドキックを入れるウェイリー。ハイ。レモス一発を狙っている様子はうかがえるが、手が出ない。距離を取りロー、サイドキックを入れるウェイリー。1分すぎにやっとワンツーを出したレモス。まだヒットすれば倒す力はある。が、まだ間合いが遠い。ウェイリーのボディストレートにパンチを合わせたレモス。ウェイリーの蹴りにパンチをあわせてスリップダウンさせたが、ウェイリーすぐ立つ。レモスも手が出てきた…と思った瞬間にウェイリータックル。テイクダウン。またニンジャチョーク。しかし足のクラッチがなく外される。すぐに足で離して立った。またスタンド。残り1分。ウェイリー飛び込んでワンツー。また飛び込んだところにレモスがパンチを合わせた。左右のパンチで出たレモスだがウェイリー組み止めた。肘を入れて離れる。またパンチを振って出るレモスだが、ウェイリー組んだ。ホーン。

4Rウェイリー

5R。ウェイリー飛び込んでサイドキック。さらにカウンターのパンチを打ち込みレモスダウン!すぐ上になりパウンド。レモス下から足にしがみついて足関狙い。しかしパウンドを打ち込み外した。またエスパルザ戦のように足でレモスの腕をホールドしてパウンドを打ち込む。仰向けにして殴る。レモスなんとか立ち上がり腕のロックを抜いたが、ウェイリーケージに押し込み肘。そしてボディロックからテイクダウン。残りまだ2分。サイド。押さえ込みながら脇腹に膝。レモス立ち上がりギロチンに抱えようとしたがウェイリー引き剥がし立つ。サイドキックで近寄らせない。パンチで突っ込んだレモスだがタイムアップ。

50-43、50-44、49-45の3-0でウェイリーが初防衛に成功。

グラウンドの差が予想以上で、レモス唯一の勝機であるスタンドの攻防でも手数が少なすぎた。

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