UFC292:第7試合・クリス・ワイドマン vs. ブラッド・タバレス

ミドル級。

元王者ワイドマン2年ぶりの復帰戦。ユライア・ホールとの対戦で、序盤に放ったローキックを膝でカットされ、スネが真っ二つに折れる重症でTKO負け。皮肉にも、10年前に自身がアンデウソン・シウバのローをカットしてスネを折ったのと全く同じ状況。当初は復帰まで1年という話だったが、骨折が完治せずに再手術を行っていたため、復帰が延びている。タイトルから陥落した試合から6敗すべてがKO負けで、ダメージの蓄積も不安視されていたが、休養によりどれくらい回復しているか。39歳。

UFCデビューから13年になるタバレス。UFC22戦で14勝8敗だが、14勝のうち判定勝ちが12勝で、UFCミドル級最多。組んでケージに押し込む地味な戦い振りながら勝率は高かったが、このところは負けがこんできて、ランキングからも外れている。前戦はブルーノ・シウバに1RKO負け。35歳。

詰めるワイドマン。先に手を出したのはタバレス。ワイドマンタックル。切られた。タバレスが飛び込んで右オーバーハンド。ヒット。タバレスカーフキック。プレスしてケージ際まで下がらせたワイドマンがタックルに入るが、受け止めて離れたタバレスタバレスのローがローブローになりタイムストップ。再開。タックルのフェイントから右を入れたワイドマン。タバレスがワンツーを返す。タバレスカーフキック。ワイドマンはローを出していない。さすがに恐怖があるのか。タバレスまたカーフ。ワンツーを入れたワイドマン。残り1分。シングルレッグを見せたワイドマンだが掴むことができず。スイッチしたワイドマンに、タバレスは痛めていた右足にカーフを入れる。ホーン。

1Rタバレス

2R。タバレスがパンチを打ち込むと真っ直ぐ下がるワイドマン。またカーフで左足を蹴られる。ワイドマン、2Rに入り初めて蹴りを出したが、タバレスのカーフで左足を引きずる。完全に効いている。スイッチして左足でハイや前蹴りを出すが、タバレスは今度は前になった右足にカーフ。ワイドマンケージに詰めてパンチを入れると組み付こうとするが、タバレス引き剥がした。そしてまたカーフ。蹴られながらも詰めるワイドマン。前蹴り。が、ローブロー。ワイドマンそのままタックルに入るが、レフェリーブレイク。再開。ワイドマンの左がヒットしバランスを崩したタバレス。しかしまた右足にカーフをもらう。ワイドマンプレスしてケージを背負わせたところでまたタックル。こらえるタバレス。脇を差して切った。残り1分。ワイドマン左ハイから四つ組み。腰を引いてケージを背負うタバレス。切った。ワイドマンパンチ連打で出て組み付くがホーン。

2Rタバレス

3R。また左足にカーフをもらうワイドマン。すぐスイッチした。しかしタバレスのローがローブローになりタイムストップ。またカーフ。効いてる。完全に足を引きずっているワイドマンにさらにカーフ・パンチ。ぐらついているワイドマンだがパンチで出る。そしてケージを背負ったところでタックル。しかし切られた。またタックル。四つから投げを狙ったが引き剥がされた。ワイドマンまたパンチから組むが引き剥がされるの繰り返し。そしてカーフを蹴られる。ワイドマン左オーバーハンドがヒット。プレスしてケージを背負わせたところにパンチを入れていく。今度は右足がカーフで効かされてきたワイドマン。パンチで出るが距離を取られる。残り30秒。タイムアップ。

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