デイナ・ホワイト「クリス・ワイドマンよ、頼むから引退してくれ」→ワイドマン「俺はまだ終わってないし、強くなって戻って来る」

デイナ・ホワイト「クリス・ワイドマンよ、頼むから引退してくれ」→ワイドマン「俺はまだ終わってないし、強くなって戻って来る」 MMA
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 『UFC 292: Sterling vs. O'Malley』で行われた2年4ヶ月ぶりの復帰戦でブラッド・タヴァレスに判定負けしたクリス・ワイドマンについてデイナ・ホワイトが以下のコメント。試合内容としてはワイドマンはケガのトラウマがあるからか右足でローキックが打てず、2Rにはタヴァレスのローで左膝を痛めてしまい、踏ん張りが効かなくなりテイクダウンもできず…という感じでした。

「クリス・ワイドマンのことが大好きだ。彼のことも、彼の家族も大好きだし、引退すべきだと思う。ドクターと話をしたが、膝内側側副靱帯と前十字靭帯を損傷したと推測されている。彼は酷いケガから戻って来たばかりだ。プロアスリートとしては間違いなく厳しいだろう」

「膝のダメージ次第では、また1年掛かるかもしれない。私なら『クリス、君のことが大好きだ。頼むから引退してくれ』と言うだろう」


 これに対しワイドマンは以下のコメント。

「躊躇があった。ブランクの影響もあっただろが、言い訳はしない。 試合後にはブラッドに『君は素晴らしい』と言った。第1ラウンドは様子見という感じだった。多分彼はテイクダウンされないか気にしていたし、俺もここに戻って来たという感触を味わっていた」

「彼が俺の脚を蹴り始めた時は、『この野郎! 君はナイスガイなのに、どうして脚を蹴る?』と思ってしまった。手術した脚を蹴られてムカついてしまった。これはファイトゲームだし、好きでやってるわけだが、正直言うと想定外だったし、考えが甘かった。結果的には面白い戦いになったと思うし、第2ラウンドは取ったと思っていた。でも、ここに戻って来られただけでも嬉しいよ」

「両脚はかなり痛かった。車椅子に乗るハメになったが、こんなことは誰が想像しただろうか。手術した脚はかなり腫れている。大きなダメージは無いと思う。真ん中に棒が入っているけど、間違いなく来週くらいまでは痛みがあるだろう」

「俺はまだ終わっていない。 これまで以上に強くなって戻って来るし、今回はオクタゴンに戻る良い機会だった」
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