UFC on ESPN+83:第2試合・リャン・ナ vs. J.J.アルドリッチ

女子フライ級。

中国のリャン・ナは2021年デビューで、ここまで年1の試合ペースで2連敗。2戦とも打撃で積極的に攻めていくが、初戦は攻めが雑でポジションを取られ、パウンドでのKO負け。1年後の2戦目は攻めたところにパンチを貰ってのKO負け。成長は見られなかったが、さらに1年以上経過した今回は、成長していなければリリースされる可能性が高い。今回はストロー級からフライ級に上げての試合となる。バックボーンはレスリング。27歳。

アルドリッチは2016年のTUFから参戦しているベテラン。TUFでは途中敗退したが、ローカルで勝利しUFCと契約。ストロー級で3勝1敗の後、フライに上げてからここまで4勝4敗。テコンドーベースのストライカーだが、ここ2戦はエリン・ブランチフィールドにギロチンで一本負け。前戦はムエタイバックボーンのアリアネ・リプスキに打撃を避けて組みで攻めたものの、タックルを切られる展開で判定負けで連敗中。30歳。

アルドリッチの左がヒット。リャン・ナ飛び込んで右を打ち込む。右ミドルからさらに右を打ち込む。相変わらず打撃で積極的に手を出しているが、打ち終わりにアルドリッチの右がヒット。右オーバーハンドから組み付いたリャン・ナ。強引に組み付いて首投げ。テイクダウン。アルドリッチのガードに。パウンド。アルドリッチ下から蹴って距離を作り立つと、リャン・ナまた首投げ。強引だが投げきった。上に。ガードから立ち上がるアルドリッチ。スタンドに。アルドリッチのワンツーがヒット。リャン・ナまたオーバーハンドから組み付いて首投げ。が、さすがに3度目は読まれて首を抜かれバックを取られる。向き直ったリャン・ナだがサイドで固めているアルドリッチ。リャン・ナ下から肘。アルドリッチ押さえ込んでいるだけだったが、残り15秒からパウンドを打ち込んでいく。ホーン。

テイクダウンはあったリャン・ナだが、そこからの攻めがなく、1Rはスタンドで打撃を入れたアルドリッチか。

2R。雑なパンチ連打をヒットさせたリャン・ナ。しかし打ち終わりに右をもらった。リャン・ナパンチのフェイントからタックル。バックに回り込んだ。ハーフバックの体勢。足のロックが外れた。アルドリッチ前に落とそうとする。首を狙うリャン・ナだが下に落ちた。アルドリッチサイド。マウントに。肩固めのセット。外れたがマウントをキープするアルドリッチ。残り1分。うつ伏せになったリャン・ナ。体を伸ばされた。パウンドを入れるアルドリッチ。動けず打たれ続けるリャン・ナを見てレフェリーストップ。

右足首を痛めたようで、試合後も立ち上がれないリャン・ナ。今回はテイクダウンを奪えていたリャン・ナだが、相変わらず攻めが雑で、雑な攻めでポジションを奪われ、そのままパウンドアウトされた。

テイクダウンは取られたアルドリッチだが、そこから攻めさせず実力差を見せた。

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