ヘビー級5分5R。ブレイズ3位、ヴォルコフ7位。
レスラーでパウンダーのブレイズだが、前回はストライカーのJDSにタックルを仕掛けながら放ったパンチでKO。初のタイトル挑戦も近いように見えるが、王者ミオシッチはコーミエとのラバーマッチが決まり、次期挑戦権も2度敗れているガヌーが手に入れそうで、ブレイズはその後の挑戦権を得るまで負けられない日々が続く。
こちらも元王者のヴェウドゥムをKOしている極真バックボーンのヴォルコフ。ストライカーだが、2m超えの長身とリーチの長さを生かして、パンチよりも蹴りを有効に使う。唯一敗れたルイスにも1R残り30秒までは優勢だったが、ルイスが残りわずかで突如玉砕ファイトを仕掛けてきて、逆転KO負けを喫した。これまでの試合ではレスラーとの相性は良くないが…。
ブレイズいきなりシングルレッグ。テイクダウン。ケージを使って立つヴォルコフだがバックを取っているブレイズがまた投げた。膝をついているヴォルコフ。キープしながらパンチ・膝を入れつつ寝かせようとするブレイズ。バックから殴る。後方に投げた。また片膝をついた体勢に。尻に膝を入れるブレイズ。両膝をついたヴォルコフ。ブレイズは片足を絡めてハーフバックの体勢。正対したいヴォルコフ。キムラを狙うが腕を抜かれた。立ったヴォルコフだが、足を払ってまた膝をつかせるブレイズ。ホーン。
1Rブレイズ。ヴォルコフ、バックを取られた体勢から抜けられず。
2R。今度はパンチを打ち込んだブレイズ。連打。ヒットしたがヴォルコフもパンチを打ち返した。ブレイズワンツーからタックルに入りテイクダウン成功。ケージを背に座った体勢のヴォルコフ。立ったがまたバックに回られる。ボディロックし後方に倒したブレイズ。ヴォルコフはクローズドガードに。ブレイズ、早くも7度目のテイクダウン。ヴォルコフは下からホールディングしてディフェンス。ブレイズ密着したまま動きがない。肘を一発。残り1分。ヴォルコフも凌ぐだけ。立ち上がってガードを割ったブレイズだがヴォルコフその瞬間に立つ。ブレイズ胴タックルから外掛けテイクダウン成功。ホーン。
2Rもブレイズ。しかしダメージ的にはそれほど与えていない。
3R。パンチを打ち込むブレイズ。ジャブからタックル。しかし受け止めたヴォルコフ。ケージに押し込むブレイズ。離れた。またタックルで突進。受け止めたヴォルコフ。離れる。ブレイズ、ジャブからタックル。尻餅をつかせた。ハーフレッグマウント。ケージに押し込み立たせないブレイズ。押し込みながら殴る。立ち上がりボディに膝を入れるとバックに回ったブレイズ。ヴォルコフギロチンに抱えたが外した。ブレイズが押し込んで殴るがケージでたったヴォルコフ。残り10秒でタックルに入ったブレイズだが止められる。ホーン。
3Rもブレイズ。しかし終盤のタックルはスピードがなかった。不用意に入るとカウンターの膝をもらって逆転になる可能性も。
4R。距離を詰めて前蹴りを放ったヴォルコフだが、キャッチされバックに回られる。立ったがブレイズバックから投げを狙う。振りほどいて離れたヴォルコフ。ブレイズまたタックル。ヴォルコフ止めた。離れる。ヴォルコフ出るがブレイズのパンチを貰う。更に出たところにブレイズタックル。テイクダウン。ヴォルコフはクローズドガード。疲れている両者。動きがない。レフェリーついにブレイク。パンチを入れたブレイズがタックルに入るが止められた。そこに膝を狙うヴォルコフ。ヴォルコフ息を吹き替えしてパンチで出る。逆にタックル。テイクダウン。パウンドを打ち込む。ホーン。
4Rブレイズ。しかしまだ逆転もあり得る。
5R。じわじわ出るヴォルコフ。パンチを入れる。ブレイズの左もヒットしたがヴォルコフ出続ける。蹴りがヒット。ブレイズ下がって距離を取る。タックル。スローだったが足をかけて倒した。バックを狙うブレイズ。ヴォルコフがブレイズの腕を掴みディフェンスすると立った。すぐにまたタックルに入ったブレイズだが止めたヴォルコフ。離れる。ブレイズのタックルはスローで止められたがそのまま押し込む。シングルレッグに入ったブレイズにコツコツパウンドを入れるヴォルコフ。レフェリーをチラ見するが止められるわけがない。ブレイズタックルでテイクダウン。残り1分。ヴォルコフのクローズドガード。上下で殴り合いするが、両者ともにパンチが弱々しい。タイムアップ。
最後はドロドロの試合に。
49-46、48-47、48-46の3-0でブレイズが逃げ切り勝利。