Road To UFCシーズン2準決勝パート2第4試合・原口伸 vs. パク・ジェヒョン

ライト級トーナメント準決勝。

GRACHANフライ級王者で、レスリングでは全日本選手権で優勝している原口。ここまで無敗。今年2月には元UFCファイターの小谷直之を1RKO。Road To UFCにはフェザー級での出場を希望していたが、認められずライト級でのエントリーとなった。一回戦はインドネシアのONE PRIDE勢にテイクダウンからコントロールしつつパウンドを打ち込み、全く問題にしない内容で2RKO勝ち。24歳。

当初は中国のバハテボラと対戦予定だったが、バハテボラが体重オーバー。大幅オーバーでメディカルからの許可が降りずに欠場。代わって、第1試合のワンマッチに出場予定だった韓国のパク・ジェヒョン が準決勝からトーナメントに出場する。ジェヒョンは21歳でMMA6勝1敗。キャリア7戦はすべて韓国のAngerl FCでのもので、昨年9月の前戦では逆ブロックで勝ち上がっているキム・サンウクにスプリット判定勝ちでライト級王座を獲得している。

大きいジェヒョン。体格差がある。原口いきなりタックル。テイクダウンするが、ジェヒョン立ち上がりケージ際まで移動。またタックルに入る原口。尻もちまではつかせたが、また立ち上がるジェヒョン。離さない原口。またテイクダウン。背中を向けて立ったジェヒョンだが、原口またテイクダウン。ジェヒョンケージを使って立つ。原口ダブルレッグでまた倒した。またケージを使って立つジェヒョンの立ち際にパンチを入れた。また足を掴んで倒した原口。バック。寝かせようとするが、ジェヒョン立って入れ替えた。押し込むジェヒョン。残り1分。離れ際に肘を入れたジェヒョンだが、原口パンチで飛び込みまたタックル。テイクダウン。またケージを使って立つジェヒョン。残り10秒で離れた。ホーン。

1R原口。しかし特にダメージは与えていない。どれだけ体力を削れているか。

2R。原口タックル。切られたがケージに押し込んだ。シングルレッグ。しかしジェヒョンスイッチでバックを狙う。が、原口反転しまた上に。ジェヒョンバックを取らせて立つと正対。またタックル。またテイクダウン。また立ったジェヒョン。鉄槌。側頭部に肘連打を入れる。立って四つに組み替えた原口。離れた。ジェヒョンミドル。原口タックル。ケージに押し込んだ。ジェヒョン首相撲に捕らえたが、両足を束ねてテイクダウンしレッグマウント。が、ジェヒョンケージを使って立つ。原口タックルから何回目かのテイクダウン。スイッチで凌いで立つジェヒョンだが、立った瞬間にまたダブルレッグでテイクダウン。レッグマウントからパンチを入れる。バックを取らせて立ったジェヒョンを最後にまた倒す。ホーン。

2R原口。が、スタミナが切れていると打撃をもらっての逆転もあるのが怖い。

3R。パンチからすぐにテイクダウンした原口。そして押さえ込んだ。マウントに。ジェヒョンうつ伏せになりまた正対すると、上半身を起こしてケージまで移動。原口パンチを打ち込みながら押さえ込んで立たせない。バックにまわろうとするジェヒョンだが回らせない原口。なおもダブルレッグ。倒した。スタンドバックに。向き直ったところでまたダブルレッグ。尻もちをつかせる。20回中14回のテイクダウン成功。それだけ立たれているということでもあるが。残り1分。原口リフトしてテイクダウン。ジェヒョン三角を狙ったが、ガードに入った原口が肘。また三角。両腕を入れて防いだ原口。また肘・パウンド。連打。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0で原口勝利。

2Rはテイクダウンしても攻撃がなかったので取られたか。3Rも最後にパウンド・肘を入れなかったら危なかったかもしれない。最後まで一度も下にならず。信じるレスリングをやり続けた。

「契約してから面白い試合をするので、Road to UFCは勝ちに徹します」とコメント。

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