ライトヘビー級。オーズデミア9位、グスコフはランク外。
スイスのオーズデミアはUFCデビューから3連勝でタイトル挑戦したが、ダニエル・コーミエに2RパウンドでKO負け。その後は勝ったり負けたりで、現在UFC6勝6敗と勝率5割。キックがバックボーンのストライカー。前戦までは、負けた相手はタイトル挑戦経験がある、もしくは後にタイトルに挑戦した相手だけだったが、前戦は下位ランカーのニキータ・クリロフ戦で、早々にスタミナが切れ、テイクダウンされるとディフェンスが精一杯で判定負け。33歳。
本来はUFCデビューから3連勝中のムルザカノフと対戦予定だったが、欠場のためUFCデビュー戦のウズベキスタンのグスコフとの対戦に。キャリア14勝2敗で、14勝のうち12KO・2一本勝ちのフィニッシャー。うち11試合が1Rでのフィニッシュ。一方、スタミナがあるかは不明。19歳の時にロシア・モスクワに移住し、バウンサーをしつつボクシングやキックの試合に出場。2015年からはMMAにも出場したが、ここまでのキャリアで世界的に有名な相手との対戦経験はない。コンテンダーシリーズの出場予定選手として噂が上がっていたが、代役でのUFC本戦デビューが決まった。30歳。
かつてオーズデミアは代役でのUFCデビュー戦でいきなりトップ10ランカー（オヴァンス・サン・プレー）と対戦して勝利し、一気にランキングイリしたことがあるが、今度は自分が受ける側の立場に。
両者ジャブで牽制。オーズデミアはカーフキック。パンチで出たオーズデミア。カーフ。近い距離でパンチの打ち合い。オーズデミアタックルに。首をギロチンに抱えたグスコフだが、リフトしたオーズデミアがテイクダウン。ケージ際まで移動し背中を向けて立とうとしたグスコフ。背中に乗ろうとしたオーズデミアだが下に落ちた。すぐ立ってスタンド。グスコフの右がヒット。しかしオーズデミアのローで足が流れる。またカーフ。パンチで出るグスコフだが左を顎にもらい下がる。さらに左フックを貰いダウン！オーズデミアパウンド。打たれて亀になったグスコフ。マウント。背中を向けたところにチョーク！タップアウト！
このところ負けがこんできていたオーズデミアだが、力の差を見せた。
グスコフはパンチのスピードはけっこう速かったが、早々にカーフを効かされてしまってからはパンチももらいKO負け。
