・ファイト・オブ・ザ・ナイト:ブノワ・サン・デニ vs. チアゴ・モイゼス
・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:シリル・ガーン、モルガン・シャリエール
ファイト・オブ・ザ・ナイトは割りと一方的な内容だったので意外。モイゼスも膝十字は惜しかったが。
ガーンは圧勝したが、正直スピバックが格下すぎただけに見えてしまった。ヘビー級は層が薄いだけに、同じランカーでも王者クラスと下位ランカーでは大きな差がある。
客席にいたトム・アスピナルは、試合前にメインの勝者と戦いたいとアピールしていたが、ガーンは「それよりタイトル戦がしたい」と拒否。しかし今回の勝利で1位のパブロビッチとランキングが入れ替わるのが妥当とは思えないし、王座挑戦権についてもパブロビッチが優先されるべきで、アスピナルとは次期挑戦者決定戦で対戦するのが理にかなっている。
が、王者JJは11月のミオシッチ戦を最後に引退するかもしれないと語っており(本気かどうかはわからないが)、ヘビー級の今後がどうなるかは、11月の試合の後にならないとわからないだろう。
セミのフィオロ vs. ナマユナスは予想以上に一方的な内容に。フィオロが相手だったことで、余計にフィジカルの差を感じた。通用するだけの筋量をつけるのも時間がかかりそうだし、今後もフライ級で戦い続けるなら茨の道になる。勝ったフィオロが女子フライ級の次期挑戦者になるかどうかも、再来週に行われるグラッソ vs. シェフチェンコのダイレクトリマッチの結果次第で変わってくるか。