ライト級。
ハクパラストは両親がアフガン難民で、ドイツで生まれたドイツ人ファイター。14歳で体重90kgほどあり、両親から痩せろと言われて格闘技を始めた。17歳でプロデビューすると、8試合連続KO勝利してUFCと契約し、大学生の時にUFCデビュー。それから6年で6勝4敗。ここまでランカーとの対戦は2年前のダン・フッカー戦のみで、フッカーにはフルマークの判定負けで完敗。UFCでの6勝のうち5勝は手数で上回っての判定勝ち。28歳。
当初はサム・パターソンと対戦予定だったが、2週間前に欠場。代役でTitan FCライト級王者でTUF31に出場したキニョネスがUFCデビューを果たす。キニョネスはTUFではチーム・マクレガー所属で、一回戦でUFCベテランチームのジェイソン・ナイトと対戦し、わずか55秒で三角絞めに捕まり一本負け。力を出しきれなかったが、代役でUFCに出場するチャンスを得た。MMA7勝1敗1分けで、7勝のうち5KO。敗れた相手はプロ3戦目で対戦した現UFCのムハンマドジョン・ナイモフ戦。27歳。
積極的に出ていくキニョネス。カーフキック。ハクパラストもらって一瞬バランスを崩す。どんどん先手を取るキニョネス。カーフ。バックスピンキック。カーフ。手数が多い。ハクパラストは様子見か。残り2分。ハクパラストも手数を増やしてきた。左ボディから右。しかしキニョネスはどんどん出ていく。カーフ。ハクパラストが詰めてきた。ボディ・顔面にパンチを入れる。キニョネスは序盤飛ばしすぎたかやや失速気味。キニョネス組みに行くが、入れ替えたハクパラストが肘を入れて離れる。ハクパラストの左がヒット。キニョネスまたカーフ。ホーン。
1Rハクパラスト。序盤は良かったキニョネスだったが、後半冷静にハクパラストが上回ってきた。
2R。組んでケージに押し込んだキニョネス。引き剥がしたハクパラストだが、キニョネス離れずにカーフ。ボディに前蹴り。また組み付いたが、ハクパラストがダブルアンダーフック。差し返したキニョネスだが離れた。パンチで出るハクパラスト。アッパー。ブロックしてカーフを蹴るキニョネス。アッパー。テンカオ。堂々と打ち合っているキニョネス。カーフを蹴られた足を下げてスイッチしたハクパラストだが、詰めてパンチ連打をヒット。ハクパラストの左が入りぐらついたキニョネス。ケージまで下がった。左ボディ。しかしキニョネス打ち返す。ふらつきながらも飛び膝。またカーフを入れたキニョネス。ハクパラストパンチの手数を増やす。残り1分。キニョネス左ハイ。しかしハクパラストがボディ・顔面にパンチ連打を打ち込む。左がヒット。ボディ・顔面と打ち上分けて、ガードが空いたところにパンチを入れていく。ケージに詰めてパンチ連打。ホーン。
2Rハクパラスト。
3R。ハクパラストがパンチで詰めていく。キニョネスも打ち返すが、左をもらいぐらついた。ワンツー。組んできたキニョネスを投げて引きはがす。なおも出るハクパラスト。ケージに詰めて左右のパンチを入れる。圧されているキニョネス。左をもらった。ケージに詰められ右ボディ。キニョネスも打ち返しているが、ちょっと一方的になってきた。左を入れるハクパラスト。ケージに詰めて連打。時計をチラ見するキニョネス。ハクパラストは手を出し続ける。キニョネスバック肘。しかし下がらないハクパラスト。ボディ。残り40秒でタックル。一瞬倒したがすぐ立つキニョネス。またタックル。これは切ったキニョネス。足を止めての打ち合い。連打を打ち込むハクパラスト。タイムアップ。
判定三者フルマークでハクパラスト勝利。
敗れたキニョネスだが、TUF一回戦敗退で緊急出場の割には善戦した。カーフもかなり効かせていたが、ハクパラストにスイッチされてからは手数でも圧されて劣勢に。