ヘビー級。トゥイバサ6位、ボルコフ7位。
地元オーストラリアのトゥイバサは3連勝→3連敗→5連勝→2連敗。5連勝は全試合KO勝ちで、試合後に行うシューズにビールを注いで飲み干すパフォーマンス(シューイ)もおなじみになり、人気も急上昇していたが、昨年9月のパリ大会ではシリル・ガーンにパンチを効かせる場面があったが、ガーンに盛り返されKO負け。年末にはセルゲイ・パブロビッチと対戦し、序盤にパンチでダウンを奪われ、立ち上がったところでまたダウンし何もできずKO負け。地元で再起を目指す。30歳。
ボルコフはUFCデビューからは4連勝していたが、次期挑戦者決定戦でデリック・ルイスに3R残り11秒で逆転KO負けすると、その後は2連勝止まりで、カーティス・ブレイズ、シリル・ガーン、トム・アスピナルに敗れている。ランキングも5~10位の間を行ったり来たりで、タイトル挑戦まであと一歩のところでとどまっている。しかしまた現在2連勝中と上向きに。現UFC最長身(201cm)ファイターで唯一の2m超え。UFC10勝4敗。極真バックボーンで、蹴りが強いストライカー。34歳。
詰めてパンチを打ち込んだトゥイバサだが、下がりながらパンチを合わせていくボルコフ。トゥイバサのローにジャブを合わせる。ローをキャッチしてテイクダウンしたボルコフだが立たせた。出てくるトゥイバサにパンチを入れるボルコフ。右の大振りで出たトゥイバサだが空振り。ボルコフカーフキック。ボルコフの右がヒット。左ミドルから左右のパンチを入れるボルコフ。残り1分。パンチで出たトゥイバサに右がヒット。膝を着いた。首を抱えるボルコフ。トゥイバサ立つとボルコフ放して左右のパンチを入れる。残り10秒でボルコフパンチのラッシュ。ガードを固めて凌ぐトゥイバサ。ホーン。
1Rボルコフ。打撃のスキルでは差がある。
2R。詰めてきたトゥイバサ。右オーバーハンドは空振り。カーフキック。ボルコフはカーフに右を合わせる。出ていくトゥイバサだが、ボルコフ首相撲から膝。さらにカーフのカウンターで右をもらいぐらつくトゥイバサ。それでも出ていく。ジャブでフラッシュ気味にダウンしたトゥイバサ。すぐ上を取るボルコフ。が、トゥイバサ立ち上がるとパンチで出る。一発ヒットすれば倒せそうだが。トゥイバサのカーフをキャッチしてテイクダウンしたボルコフ。ハーフからパウンド連打。そのまま足をまたいでマウント。肩固めを狙ったが外れる。なおもマウント。パウンド。トゥイバサ亀に。正対したがまだマウント。エゼキエルチョーク。タップアウト!
ランキング6位と7位の対戦だったが、力の差があった。寝ても立ってもボルコフが圧倒。トゥイバサも一発ヒットしていればわからなかったが。