UFC on ESPN+85:第9試合・ラウル・ロザスJr. vs. テレンス・ミッチェル

バンタム級

17歳で出場したコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約、初戦はナンバーシリーズのプレリムで1R一本勝ちと、順調すぎるUFCデビューを飾ったロザスJr.。4月の2戦目はナンバーシリーズのメインカードに抜擢。が、UFC1勝1敗のクリスチャン・ロドリゲスに1Rアグレッシブに極めを狙いに行ったものの仕留めきれず、2Rからは失速。打撃をもらい、タックルを切られる展開でパウンドで削られ、判定でキャリア初黒星を喫した。今回もセミ前に抜擢されているが、打撃のスキルやテイクダウンはUFCで生き残れるレベルにはなく、早急な成長が必要。前回から5ヶ月ではそこまで変わってはいないだろうし、UFCとしても育成のマッチメイクが必要だろう。18歳。

今回の相手はUFC0勝1敗のテレンス・ミッチェルで、明らかに育成用マッチメイク。それならば試合順は前座でいいと思うが…。ミッチェルは7月に代役UFCデビューしたばかり。もともと2016年のTUF24・フライ級タイトル挑戦者決定トーナメントに出場したが、初戦でカイ・カラフランスに30秒KO負け。アラスカのAFCに戻り、途中4年のブランクをはさみ、階級をバンタムに上げてUFC出場のチャンスを掴んだが、試合はUFC2勝0敗のキャメロン・サーイマンに最初のタックルでテイクダウンを奪ったところまでが見せ場。それ以降は下から仕掛けられ、しのいだが上を取られると、準備不足からか急激に失速し、パウンドを打たれると動けずKO負け。正直UFCで戦えるレベルにあるかもまだわからない。33歳。

打撃戦。かなりパンチを振っているロサスJr.。今日はくまない。左を打ち込むとミッチェル真後ろにダウン!上になったロサスJr.。パウンドを打ち込みながらパス。マウント!パウンド!背中を向けたミッチェルを殴る!KO!

今日は組みではなく打撃を見せたロサスJr.。

打撃は正直まだ荒く、相手がミッチェルでなければどうかはわからない部分があるが、自信を持って打ち合っていくところには成長を感じた。

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