UFC on ESPN+87:第1試合・モンタナ・デ・ラ・ロサ vs. J.J.アルドリッチ

女子フライ級。

UFC初の夫婦UFCファイターとなったデ・ラ・ロサ(夫のマークは2勝5敗で3年前にリリース済み)。一時ランキング入りしていたが、現在はノーランカー。直近は20歳でUFCデビューした期待の新星・メイシー・バーバーに判定負け、3年8ヶ月ぶり復帰戦となったエリートレスラーのタティアナ・スアレスに2Rギロチンで一本負けで連敗中。バックボーンはレスリング・柔術。28歳。

アルドリッチはストローで3勝1敗の後、フライに上げて5勝4敗。テコンドーがバックボーンのストライカーで、13歳で黒帯を取得。前回はUFC0勝2敗のリャン・ナとの対戦で、バックを取られた体勢から前に落とすと、リャン・ナが足首を痛めたこともあり、そのままマウントを取ってのパウンドでUFC13戦目で初となるフィニッシュ勝利。ホームレスのシングルマザーのもとで生まれ、ホームレスシェルターで育った。31歳。

打撃でプレッシャーをかけるアルドリッチデ・ラ・ロサが飛び込んでパンチの連打を入れる。またじわじわ出るアルドリッチに飛び込んで右をヒットさせるデ・ラ・ロサアルドリッチから組みに行った。ボディロックからスタンドバックへ。ケージ際まで移動し向き直るデ・ラ・ロサ。離れた。アルドリッチ左をヒット。右アッパーで飛び込むデ・ラ・ロサ。さらに飛び込んで3連打。首相撲ヒザから右ハイ。打撃の手数を増やしてきた。アルドリッチの左にワンツーを返す。ホーン。

僅差の1R。強いて言えば手数で上回ったデ・ラ・ロサ

2R。両者スタンド勝負で組みに行かない。打撃戦が続く。しかし両者逆に手数が減っている。先手を取るアルドリッチに対し、打たれた後に打ち返すデ・ラ・ロサ。前のラウンドに続き、両者明確に取っていない状況で残り1分。やや手数が増えてきた。ミドルを入れたアルドリッチ。組んでの打撃戦。ホーン。

2Rはどちらに入ってもおかしくない。

3R。どちらも判定では確実な勝利は期待できないが、状況変わらず。打撃で先手を取るアルドリッチに打ち返すデ・ラ・ロサデ・ラ・ロサタックル。切られたがなおも組みに行く。引きはがすアルドリッチデ・ラ・ロサがやや積極的になってきた。アルドリッチのパンチで鼻血を出すデ・ラ・ロサ。ミドルを入れたアルドリッチ。終盤になって両者手数を増やした。アルドリッチの右でバランスを崩すデ・ラ・ロサ。タイムアップ。

三者フルマークでアルドリッチ勝利。

結果としては勝ったがフィニッシュ力がない割には、明確にポイントメイクするわけではなく(その余裕がなかっただけかもしれないが)、接戦のまま展開を変えなかったアルドリッチ。手数自体は差がなかったが、印象的な打撃のヒットがあったのが判定に響いたか。

デ・ラ・ロサもなぜ組みに行かなかったのか。劣勢の打撃戦のまま、むざむざ敗れた。

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