UFC on ESPN+87:メインイベント・グラント・ドーソン vs. ボビー・グリーン

ライト級5分5R。ドーソン10位。

UFC9戦8勝0敗1分けと無敗のドーソンが初メイン。フェザー級で4連勝後、減量が厳しくなりライトに上げて3勝0敗1分け。バックキープの強さと、バックからのチョークが武器のグラップラー。連勝していても体重オーバー癖のせいでなかなかチャンスが与えられず、ランカーと対戦しないままランキングに入り、前回初めてランキングで上のダミル・イスマグロフと対戦。テイクダウンからバックを奪うと、得意のチョークは防がれたが、一度も逃がすことがなく完封勝利。しかし今回はまたノーランカーのグリーンとの対戦。29歳。

グリーンはバックボーンはレスラーだが、現在は完全なボクサースタイルに。ガードを下げた構えからスピードのあるジャブを主体とする。10年前にStrikeforceから契約移管された選手の数少ない生き残り。一時ランキングに入ったこともあったが、今は中堅以上ランカー未満が定位置に。前戦は元暫定王者で5連敗中のトニー・ファーガソン相手に終始打撃で上回り、粘るファーガソンを3R肩固めで絞め落として10年ぶりの一本勝ち。37歳。

いつも通りノーガードで出るグリーン。ドーソン距離を取るが、ノーガードで詰められすぐにケージまで下がる。グリーンのカウンターの左がヒットしダウン!鉄槌連打!うつ伏せになり打たれるドーソン。KO!

わずか33秒。ドーソン、UFC10戦目で初黒星。特異なグリーンのスタイルに慣れる前に終わってしまった。

突きのように突っ込んだグリーンの左が顎を打ち抜き、ほぼそれ一発で決着。ランカーを下したことでランキング入りが確実に。

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