UFC on ESPN+87:第8試合・アレックス・モロノ vs. ホアキン・バックリー

ウェルター級。

ベテランモロノはUFC12勝5敗1NCと勝率.666。特に直近6戦では5勝1敗。1敗も元ランカーのサンチアゴ・ポンジニッビオ相手に直前の緊急出場で180ポンド契約で対戦したもの。それも2Rまで判定で勝っている展開からの、3R逆転KO負けだった。前戦はさらにキャリアが上のティム・ミーンズから得意のギロチンで一本勝ちして再起を果たしたが、今回もまたノーランカーとの対戦に。33歳。

バックリーはミドル級で5勝(4敗)していて、5勝のうちKO勝ちした4勝すべてでパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。特にインパ・カサンガナイをジャンピングソバットでKOした試合は各サイトのKO・オブ・ザ・イヤーを総なめにした。しかし、リーチは193cmと長いが、身長はミドル級どころかウェルター級でも最小の173cmで、相手との体格差で苦しみ敗れる試合が続いたため、前戦から階級を落とした。初戦はUFC2勝3敗のストライカー・アンドレ・フィアリョ相手に2R左ハイでのKO勝ち。2戦目でランカー目前のモロノとの対戦に。29歳。

バックリー開始と同時にタックル。テイクダウンは奪えないがパンチを打ち込む。離れたモロノ。ワンツースリーを入れたバックリー。ヒットして一瞬ぐらついたモロノ。バックスピンキックを見せるバックリー。飛び込んでアッパー。モロノのパンチに飛び込んでの左をヒット。残り50秒でバックリーレッグダイブ。テイクダウン。しかしモロノガードから腕十字。ヒジを抜いて防いだバックリー。離れてスタンド。もう一度タックル。モロノギロチン。スラムで叩きつけて外したバックリー。ホーン。

1Rバックリー。

2R。バックリーのハイに合わせた右オーバーハンドがヒット。バックリーバランスを崩してスリップダウンしたがすぐに立つ。詰めていくバックリー。プレスしてケージを背負わせるバックリー。モロノもカウンターを狙っている。バックリーの左ミドルが腹にヒット。やや嫌がったモロノ。詰めるバックリー。モロノのバックブローをかいくぐってかわしパンチを入れた。詰めてパンチを放つバックリー。残り30秒で組んでボディロック。ケージで耐えて離れたモロノ。ホーン。

2Rもバックリー。

3R。すぐに詰めてきたバックリー。仕留めに来ている。左右のパンチを打ち込みヒット。なおも詰めるバックリー。左ハイはかいくぐってかわしたモロノ。左ボディを入れるバックリー。ケージに詰めて左。さらに膝。モロノのミドルがローブローになるが、バックリーすぐに再開。頭を振って出るバックリー。ケージを背負ったモロノに右を打ち込む。左右のボディから顔面にヒット。バックスピンキック。が、キャッチしたモロノがテイクダウン。しかしすぐ立たれてしまった。ケージに詰めて右の連打を入れるバックリー。モロノグロッキー。タックルも力なく切られる。タックルを潰されて引き込んだモロノ。もうフィニッシュされないことにシフトしているか。インサイドから鉄槌を連打するバックリー。ハイガードから十字を狙ったが反応して切るバックリー。立ったモロノがパンチを放ったが、バランスを崩して下に。またパウンドを落とすバックリー。タイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0でバックリー勝利。

優勢な3Rに、確実に勝ちを狙うのではなくフィニッシュを狙いに来ていたのが好印象。

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