UFC on ESPN+88:第6試合・ダレン・エルキンス vs. T.J.ブラウン

フェザー級

UFC28戦目の大ベテランエルキンス。キャリア前半はバックボーンのレスリングを活かした地味なテイクダウン&パウンダーで、最初の15戦で11勝4敗と勝ち越していたものの、ボーナス獲得はゼロ。しかし突如激闘派に鞍替えし、相手の打撃でボコボコにされながら引かずに逆転を狙っていく、会場を沸かせる選手となった。6連勝の後に4連敗した際には打たれ弱さが見られるようになってきたが、その後は3勝2敗とやや復調しているものの、相変わらずが、勝っても負けても相手以上のダメージを蓄積し続けている。フェザー級ではカブ・スワンソンに次ぐ2番目に年長の39歳。フェザー級で26戦目はUFC最多。

フィリピン系アメリカ人のブラウンはUFC3勝4敗。3勝のうち、1勝はほぼ負けていた内容での判定勝ち、1勝は直前で出場が決まった選手への勝利、もう1勝はUFCデビュー戦の選手相手の勝利。17勝中10の一本勝ちがある。これまではテイクダウンディフェンスに難があり、レスラータイプの相手を苦手としていたが、今回はレスリングを強化してきたとのこと。33歳。

UFCで負け越しているブラウンだが、エルキンスにダメージの蓄積があるためか、オッズはブラウンがフェイバリット。

右を打ち込むエルキンス。ブラウンはジャブをヒット。エルキンスタックル。テイクダウン。密着したままパウンド。ブラウンは下から肘を入れる。ハーフで固めるエルキンス。固めながらコツコツ殴るが、ガードに戻すブラウン。ブラウンディープハーフからスイープ狙い。ウェイターガードからスイープを仕掛けたが、こらえて上をキープするエルキンス。ブラウン体を起こしレッスルアップからダブルレッグ。抱えあげてテイクダウン。エルキンスも脇を差して立ち上がると四つからスタンドバックに。四の字バックで体を伸ばしてチョーク。腕を掴んで耐えたブラウン。エルキンスのバックキープのままホーン。

1Rエルキンス。

2R。ブラウンパンチで出る。エルキンスのタックルはスプロールして切った。カーフ。体勢を崩すエルキンス。ブラウンのアッパーをかいくぐりタックル。ブラウン腕でエルキンスの腕をホールドしリバースクルスフィックスを狙ったが、エルキンス反転してサイドを取った。ブラウンまたレッスルアップからダブルレッグでテイクダウン。立ち上がるエルキンスの背中に乗ろうとしたがが、エルキンス反転して上を取る。またハーフで押さえようとする。すクラウン部で脱出したブラウン。スタンドに。パンチで出るがまたエルキンスタックル。テイクダウン。ブラウンのガード。ブラウンが立ち上がろうとしたところでバックを狙うエルキンス。しかしブラウン反転して上に。前転したエルキンス。スクランブルで上を取り返した。またハーフで固める。しかしフックスイープで返して立ったブラウン。まだ立てないエルキンスにパンチを入れるがホーン。

2Rエルキンス。

3R。パンチで出たブラウンにエルキンスタックル。ギロチンでしのごうとしたブラウンだが、最終的に上になるエルキンス。またバックに。スクランブルで逃れようとするブラウンだが、結局エルキンスが上に。ブリッジで返そうとしたが四の字バックに。体を伸ばしてパームトゥパームチョーク。タップアウト!

スクランブル合戦から、3Rにはブラウンが根負け。エルキンスがグラウンドの動きで競り勝った。

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