UFC on ESPN+88:第2試合・クリス・グティエレス vs. アラテン・ヘイリ

バンタム級グティエレス15位。

グティエレスは先週モンテル・ジャクソンと対戦予定だったがジャクソンが欠場。ヘイリもまた、今大会で対戦予定だったハニ・ヤヒーラが欠場。急遽、グティエレス vs. ヘイリにカードが組み直された。

グティエレスはランカーだがなぜか先週も今週もプレリム扱い。UFC戦績は7勝2敗1分け。カーフキッカーで、カーフで足を破壊してKOもしている。フランク・エドガーの引退試合では1Rヒザ蹴りでKO勝ち。ランキング入り初戦の前戦はペドロ・ムニョスと対戦し、開始早々にパンチでダウンを奪われた後は拮抗した試合だったものの、結局僅差のラウンドも落としており判定負け。引き分けを挟んだ連勝が7で止まった。32歳。

中国・内モンゴル自治区出身のヘイリ。フライ級時代にROAD FCで朝倉海と対戦し、29秒でKO負けしている。UFCではケイシー・ケニーに判定負けしたのみで4勝1敗1分け。モンゴル相撲をバックボーンとし、腰が重く、パンチも重いストライカー。31歳。

ミドルを入れたグティエレス。カーフ。またカーフ。距離を取りカーフを打っていく。リーチに劣るヘイリは間合いに入れない。またカーフ。カットしていないヘイリ。詰めていくがサークリングしてケージにつまらないグティエレス。ミドル・ハイ・ローとヒットするグティエレス。パンチで出たヘイリだがかわされる。またカーフを連打。グティエレスはプレスしてきたヘイリにジャブをヒット。しかしケージに詰めてきたヘイリ。ようやくパンチをヒット。残り1分。飛び込んで右を入れたヘイリだが、グティエレスがジャブをヒットさせる。ケージに詰めたヘイリあがグティエレスまたサークリングしてかわす。バックスピンキック。ホーン。

1Rグティエレス。ヘイリは自分の距離にすることが出来ず、打撃がほぼヒットせず。

2R。カーフで体勢が崩れたヘイリ。パンチで詰めるがサークリングされる。また出てワンツー。圧を強めてきたが、カーフで止めるグティエレス。ワンツーで飛び込むもバックステップでかわされる。グティエレスがサウスポーに切り替えてインローを放ったがローブローに。再開。ほぼパンチしかないヘイリに対し、グティエレスは動きを読んで、飛び込みをステップでかわしている。残り1分。グティエレスがパンチもヒット。終盤にまたカーフ。ホーン。

2Rグティエレス。ここまでは全く勝機が見えないヘイリ。

3R。なんとか詰めてパンチで勝負しようとするヘイリだが、グティエレス冷静にステップでかわして蹴りを入れていく。ケージに詰めたヘイリ。パンチ3連打がヒット。サークリングして離れたグティエレスだがまた出ていく。グティエレスちょっとステップがなくなってきたか。しかし飛び込んだところでグティエレスがパンチを合わせる。またカーフ。ジャブ。ハイ。また詰めるヘイリをかわした。しかしヘイリタックルへ。ボディロックからスタンドバックに。持ち上げて倒したが、グティエレス正対して差し返し離れる。すぐにカーフを入れる。残り1分。単調な飛び込みパンチしかないヘイリ。グティエレス今成ロールから足関。ヘイリ離れて防いだ。しかし時間がない。四つに組んだヘイリ。グティエレスがケージに押し込む。ヘイリが大内刈りでテイクダウンしたがタイムアップ。

三者フルマークでグティエレス勝利。

距離を取っての多彩な蹴りで勝利。ヘイリは終盤組みを見せるまでは飛び込んでのパンチのみで完全に見切られていた。直前に決まった試合だったが、ヘイリは対グティエレスの準備が出来ていなかった。

 

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