UFC on ESPN+88:第1試合・アシュリー・ヨーダー vs. エミリー・デュコテ

女子ストロー級。今回は女子の試合が4試合組まれている。

UFC3勝7敗でなぜかリリースされないヨーダー。21年7月のジン・ユ・フレイ戦以来、2年3ヶ月ぶりの試合。柔術黒帯のグラップラーで、近藤朱里からはグラウンドでバックを奪う展開で判定勝ち。しかし最近はテイクダウンを奪えない、奪えても上から攻められない展開で連敗中。35歳。

デュコテはInvictaで村田夏南子と王座決定戦で対戦しスプリット判定負け。タイトルを取った村田はUFCと契約したが、デュコテも村田が返上したベルトを獲得し、昨年7月にUFCと契約。デビュー戦でいきなりランカーのジェシカ・ペネを下してランキング入り。が、そこからアンジェラ・ヒルルーピー・ゴディネスに連敗してランキングからも外れている。テコンドーと柔術の黒帯。29歳。

打撃戦。ヨーダーのミドルに右を合わせるデュコテ。ワンツー。オーバーハンドの右をヒット。ヨーダータックルに来たが切ったデュコテ。リーチに勝るヨーダーだが、デュコテの打撃がヒットしている。ヨーダー距離を詰めてパンチをヒット。デュコテ右ボディ。ヨーダー左をヒット。残り1分。ここまでは手数が五分。ヨーダーのハイがヒット。デュコテが前に出てパンチを入れるがヨーダーも返す。残りわずかでデュコテタックル。テイクダウンしたがホーン。

打撃のヒットは五分だが、ローが多かったデュコテよりもパンチの手数でヨーダーか。

2R。両者手数が増えてきた。ヨーダ首相撲から膝を一発入れる。タックルを見せたヨーダーだが、デュコテ下がってかわす。デュコテ右ボディ。デュコテがヨーダーの蹴りをキャッチして倒しかけるがこらえたヨーダー。デュコテが右をヒット。ヨーダー詰めてきた。デュコテ右ボディから左フック。また右をヒット。ヨーダーも左を連打で対抗。残り1分。残りわずかで詰めたヨーダー。組んで強引に投げを狙うが倒せない。離れた。ホーン。

2Rも手数は五分。ややデュコテの印象が良いか。

3R。ヨーダー詰めて積極的に手を出す。デュコテも右をヒット。デュコテ右ボディから右フック。組もうとしたヨーダーだが切られる。また右ボディを入れたデュコテ。ヨーダ首相撲から膝。さらにヒジを入れて離れる。ワンツー。ヨーダーのタックルは切る。デュコテ右オーバーハンド。ヒット。右を連続で当てていく。残り1分。ヨーダーも引かない。ヒジを入れたがデュコテ右ボディから左フック。右のダブル。また右をヒット。タイムアップ。

両者最後まで引かずに打ち合った。

30-27、29-28×2の3-0でデュコテ勝利。

拮抗した内容だったが、デュコテの右の強打が印象で上回った。

ヨーダーは打撃でもわりと打ち合えていたが、一度もテイクダウンを奪えず。戦績的にはリリース濃厚。

二者29-28だったが、それぞれ支持していたラウンドが異なり、3Rデュコテ以外は割れていた。

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