・ファイト・オブ・ザ・ナイト:該当なし
・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:イスラム・マカチェフ、ムハンマド・モカエフ、イクラム・アリスケロフ、サイード・ヌルマゴメドフ
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトはダゲスタン出身の4名が受賞(モカエフのみブイナクスク出身、他の3人は首府マハチカラ出身)。
メインは、やはり前回の敗者も価値が落ちない結末が一番幸せだったなと。マカチェフの強さに感心する一方、KOされたヴォルカノフスキーを見るのは切なかった。フェザー級では無敵を誇るヴォルカノフスキーだが、選手としては曲がり角に差し掛かる年齢になっている。この敗戦が次戦以降に影響しなければ良いが。
セミは1Rにチマエフが圧倒した印象が強かったが、冷静に見ると2R・3Rは僅差でどちらに入ってもおかしくなかった。いずれにせよ1Rが10-8だった時点でチマエフの負けはなかったが、3R目はウスマンも対応出来ていただけに、5Rマッチならどうなったかも見たかった。ウスマンのミドル級での実力は他の試合を見てみないとなんとも言えない。チマエフも、これでタイトル挑戦が内定したのかもしれないが、できればちゃんとしたウェルター級ファイター相手の試合を一度見てから判断したい。
モカエフは前回同様、3Rまで追い詰められたところからのフィニッシュ勝利。今回はタックルの精度も100%ではなかったが、それでも最後はしっかりと上を取ってフィニッシュ。さすがにトップ10ランカークラス相手だと自在にテイクダウンするという訳にはいかず、テイクダウンしても攻めあぐねた。強さと弱さが両方出た試合。