UFC295:第2試合・ジョシュア・ヴァン vs. ケビン・ボルハス

フライ級。

ミャンマーのヴァンは10歳の時にミャンマー情勢の悪化に伴いマレーシアに移住、3年後にアメリカに移住した。2年前にプロデビューすると、Fury FCでフライ級王座を獲得。6月にフェリペ・ブネスの代役としてUFCデビュー。UFC1勝5敗のジャルガス・ジュマグロフに2Rケージに詰めて猛ラッシュしたが、3Rややディフェンシブになり、勝ったが判定スプリットでの勝利だった。8勝中、5KO・2一本勝ちで、前回が初めての判定決着。22歳。

ペルーのボルハスは8月のコンテンダーシリーズで勝利しこれがUFCデビュー戦。ペルーのインカFCフライ級王者。もともと8月のコンテンダーシリーズでヴァンとの対戦が組まれていたが、ヴァンが代役UFCデビューを決めたため、ボルハスはTitan FCフライ級王者のヴィクトル・ジアスと対戦。1Rはテイクダウンからパウンドを打ち込まれて落としたが、2R以降打撃を打ち込み判定勝ち。が、テイクダウンされすぎていたし、相手もテイクダウンからの押さえ込みでは勝ってもUFCと契約できないという意識があったので、コントロールに徹しなかったのかもしれないという事情がある。25歳。

カーフを蹴るヴァン。ジャブ。前に出て打撃を入れていく。ジャブから右ボディ。ボルハス下がりながらカーフを返す。ヴァンがジャブのダブルから右ストレート。積極的に手を出しているヴァン。しかしやや間合いが遠くヒットが少ない。ボルハスのパンチがヒットしヴァンダウン!すぐ立ったが、詰めてくるボルハス。またワンツーがヒット。さらにカーフ。ヴァンもジャブを返すがかわされる。ボルハスが遠い間合いからジャブ・カーフを打ち込んでいく。ヴァン間合いに入れない。前蹴りをキャッチしたヴァンがパンチで飛びこんだが、ボルハス組み止めてケージに押し込む。ホーン。

1Rボルハス。

2R。すぐに詰めていくヴァン。ジャブのダブルから右を打ち込むがかわされている。それでもどんどん出ていくヴァン。ボルハス下がりながらジャブ。どんどん追っていくヴァン。ケージに詰められたボルハスが飛び膝を見せる。しかしヴァンどんどん出る。右も当たり始めた。パンチから左ハイ。間合いが詰まっている。左右のボディブロー。ケージを背負ったボルハスに左ボディがヒット。ボルハス疲れが見える。ヴァンバックスピンキック。すぐに詰めてパンチが当たる距離をキープ。左右のボディから右を顔面に入れた。またボディ。左右のれんだから左ハイ。すぐに詰めて休ませないヴァン。ボルハスがジャブを返しヒットするが下がらないヴァン。右ボディから左。残り1分。ボルハスもボディを返したが空振り。また左ボディを入れたヴァン。ボルハスの返しのパンチはほぼ空振り。ホーン。

2Rヴァンが形勢逆転。ダウンを喫してスイッチが入ったか。

3R。また詰めていくヴァン。ボルハス下がりながらカーフ。しかしまた近い間合いに。ヴァンのボディが当たる距離。ここでヴァンがタックル!テイクダウン。ヴァンなんと足関。ヒール。しかし回転して切って立ったボルハス。これはちょっともったいなかったか。しかし立っても出ていくヴァン。またボディ。ボルハスケージを背負う。右がみぞおちにヒット。飛び膝をかわしてパンチを入れるヴァン。左右のボディ。ボルハスがタックル。切ってパンチを入れたヴァン。ボルハス膝を入れて離れるが、すぐに詰めてきたヴァン。左右の連打。ボルハスの右がヒット。ちょっと効いたヴァンが下がる。ボルハス出て膝を出したが、キャッチしたヴァンが組み付くとバックに回った。テイクダウン。ヴァン自ら袈裟固めに。Vクロスアームロック。が、力で返された。上になったボルハスがバックマウント。前に落ちながら腕十字を狙ったが、ヴァン防いで上になる。タイムアップ。

三者29-28でヴァン勝利。

1Rは距離が合わずにパンチを貰いダウンを喫したが、2R以降は距離を詰めて打撃で圧倒。ボディが良かった。テイクダウンすると積極的に極めを狙っていったが、逃げられて不利なポジションを許してしまったのは若さか。

タイトルとURLをコピーしました