UFC295:メインイベント・イリー・プロハースカ vs. アレックス・ペレイラ

ライトヘビー級王座決定戦。プロハースカ1位、ペレイラ3位。

昨年6月にタイトルを獲得したプロハースカだが、12月の防衛戦を前に右肩を大怪我し王座返上。復帰も危ぶまれたが、結果として怪我から1年待たずに復帰を果たす。デビューから2戦は無観客開催で、タイトルを獲得したのはシンガポール大会のため、アメリカの観客の前で試合をするのはこれが初めてとなる。2015年大晦日RIZINヘビー級トーナメント決勝でキング・モーにKOされて以来、8年間負けなしの13連勝中。フィニッシュ勝利も11戦連続で、前回テイシェイラからチョークで一本勝ちするまでは10連続KO勝ちしていた。31歳。

元Glory2階級制覇王者&元UFCミドル級王者ペレイラ。体格的にミドルへの減量が厳しく、アデサニヤとのダイレクトリマッチで敗れたのを機にライトヘビー級転向。今年7月の初戦は元王者のブラホビッチ相手にテイクダウンから攻められる場面を凌いで、打撃で上回って僅差の判定勝ち。2戦目で早くもUFCでも2階級王者を狙うチャンスを得た。36歳。

ともに組みよりも打撃を武器とする者同士だが、相手がペレイラなのでプロハースカが打撃勝負を避けるのかどうか。

サウスポーに構えるプロハースカ。スイッチ。両者オーソで牽制の打撃を入れる。ペレイラ左ハイ。タックルのフェイントからアッパーを入れたプロハースカ。ペレイラカーフキック。スリップダウンしたプロハースカ。すぐに立つがまたカーフ。またカーフ。カットできていないプロハースカ。また蹴られた。タックルのフェイントを見せるプロハースカだがまだ遠い。またカーフ。ペレイラシングルレッグ。ケージに押し込んだ。ペレイラギロチンに抱える。けっこう力を入れている。しかしテイクダウン。ハーフで押さえた。残り1分45秒。パウンドを腕を制して防ぐペレイラペレイラ上から肘3連打。もう一発肘を入れたがペレイラケージを使って立つ。プロハースカ離れた。ホーン。

1R残り2分はプロハースカがコントロールしたが、上からの攻撃がそこまでなかった。前半のカーフをポイントに取るジャッジがいてもおかしくない。

2R。ワンツーを入れるペレイラ。またカーフ。プロハースカワンツーで出るが、ペレイラサークリング。前蹴り・関節蹴りを見せるプロハースカ。ペレイラケージまで下がったが、また前に出る。スイッチしたプロハースカにジャブから右ハイ。オーソに戻すとカーフ。プロハースカ左フックから右フック。ケージまで追い込んだ。さらにパンチを入れる。ペレイラクリンチで凌いだ。離れる。カーフ。またカーフ。プロハースカが出ると左フックを当てたが、プロハースカそのまま組み付いてケージに押し込んだ。支え吊り込み足を狙ったプロハースカだが倒せず離れる。プロハースカパンチで出るがペレイラのパンチが入り効いた!膝をついたプロハースカ。そのままタックルへ入るが、ペレイラがしがみつくプロハースカに肘連打。そのまま押し倒してマウントになる。その瞬間にレフェリー止めた。

やや早めのストップ。肘連打で崩れたとみなされたのか。プロハースカは抗議はしないが納得行かないような表情。もうちょっと見たかった。

試合後のインタビューでストップが早かったかと問われたプロハースカだが、「ベストのタイミングだった」とコメント。

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