UFC295:第11試合・ジェシカ・アンドラージ vs. マッケンジー・ダーン

女子ストロー級アンドラージ5位、ダーン7位。

ストロー級とフライ級の両方で5位のアンドラージ。ストローではローズ・ナマユナスに勝利してタイトルを獲得し、ジャン・ウェイリーに秒殺KO負けで陥落。フライではヴァレンチーナ・シェフチェンコのタイトルに挑戦したが、2RKO負けでタイトル獲得ならず。未だにどちらの階級でもタイトルを狙っているが、現在フライでのエリン・ブランチフィールド戦、ストローでのヤン・シャオナン戦、タティアナ・スアレス戦と3連続フィニッシュ負け。フライでのブランチフィールド戦は直前の代役だったため仕方がない部分もあるが、シャオナン戦はウェイリー戦の再現のような1Rにパンチを貰ってのKO負け。スアレス戦はレスリングでコントロールされ、良いところがないまま2Rギロチンで一本負け。ここで負けるようだと、タイトル挑戦圏からは大きく外れることになる。最軽量級だが高いKO率を誇るハードパンチャー。32歳。

柔術ADCC・ノーギの世界王者ダーン。女子ストロー級で最多一本勝ち(4回)。キャリアでKO勝ちはないが、以前に比べると打撃で撃ち合える程度には技術が向上している。一方で、グラウンドに持ち込むためのテイクダウンについては不安があり、テイクダウン成功率はわずか15%。打撃で勝てない相手には、テイクダウンを奪えず、引き込んでも付き合ってもらえずでジリ貧になるのが負けパターン。前回はベテランストライカーのアンジェラ・ヒルから一本こそ奪えなかったものの、グラウンドに持ち込むと圧倒しての判定勝ちで、試合後にはナマユナスに対戦をアピールした。それは実らなかったが、同じ元王者のアンドラージとの対戦が決まった。30歳。

組んだアンドラージだが、ダーン首投げ。強引に体をまたごうとしたが、アンドラージスクランブルで立った。ダーンの蹴りをキャッチしたアンドラージ。放して右を打ち込んだ。カーフ。ダーンもローを返す。ジャブで距離を測る。ワンツーから組んで膝を入れるダーン。アンドラージ詰めるがダーンサークリング。ダーンワンツー。ダーンのワンツーがヒット。さらに詰めてまたワンツー。しかしスリップしたダーン。立て直し組み付くが、組ませないアンドラージ。ダーンがパンチで出て組み付こうとするが引きはがすアンドラージ。またアンドラージのカーフ。ダーンワンツーから今度はシングルレッグ。しかしケージでこらえて切ったアンドラージ。残りわずかでパンチで出る。ケージを背負ったダーンにワンツーを打ち込みダーンがダウン!パウンド!ホーン。

1R最後のダウンでアンドラージ。

2R。ダーンがパンチのコンボをヒット。タックルのフェイント。ジャブ。右を振って組もうとしたが、アンドラージ組ませず引きはがす。ダーンのタックルを切ってワンツーを入れたアンドラージ。ダーンが左右のパンチで出る。バックステップでかわしたアンドラージ。ダーンまたパンチを打ち込みそのまま組み付くが組ませない。カーフキック。効いてる。タックルに入るダーンだが右をもらいダウン!立たせるアンドラージ。ケージに詰めたアンドラージ。パンチのラッシュ。ダーンなんとか凌いだ。逆に前に出て右を当てたダーンだが、更に出るところにアンドラージの左右のフックを貰いダウン!グラウンドには行かず立たせる。またパンチで出たアンドラージ。ワンツーがヒットしダーンまたダウン!レフェリー止めた。

3連敗していたアンドラージだが、きっちり実力差を見せて勝利。

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