UFC295:第8試合・スティーブ・エルセグ vs. アレッサンドロ・コスタ

フライ級。エルセグ14位。

オーストラリアのエルセグは5月にUFCデビュー予定だったが、ビザの問題で欠場すると、翌月にランカーのダビッド・ドボジャークの対戦相手のマット・シュネルが欠場。急遽代役としてランカー相手のデビュー戦が決まった。試合は序盤打撃の手数で押されていたが、2Rにパンチを効かせると、3Rにはスクランブル合戦を制して判定勝ち。わずか1勝でランカーの座を手にした。得意技はギロチンだが、ドボジャーク戦では首を抜かれて下になる場面もあった。28歳。

今回はエルセグがシュネルと対戦予定だったが、またしてもシュネルが試合2週間前に欠場。前回とは逆にエルセグがノーランカーの対戦を受けるマッチメイクに。

代役のコスタはUFC1勝1敗。コンテンダーシリーズで勝利するがUFCと契約ならず。昨年12月に、アミル・アルバジと対戦予定だったブランドン・ロイバルが欠場し、デビュー戦もまた代役でのランカー挑戦試合に。が、2Rにパンチでダウンを喫すると、3Rにはアッパーでダウンし、パウンドでKO負け。2戦目は寝技師のジミー・フリックに対し、スタンドでカーフを効かせ、2Rには引き込んだフリックに肘の連打を入れてKO勝ち。これがキャリア初のKO勝ちで、10勝中一本勝ちが6つある。次の試合に出場するディエゴ・ロペスのジム・レガシーMMAに所属する27歳。

打撃戦。コスタのパンチがかすめた。カーフ。しかしエルセグ詰めていく。ロー。ワンツー。コスタもパンチを返す。パンチ連打で出るコスタだが、バックステップしてかわすエルセグ。エルセグワンツー。コスタもカーフを入れるとパンチ3連打。またカーフ。エルセグワンツー。プレスしてきたエルセグ。右がヒットし効いた!組み付いてしのごうとしたコスタを潰してマウント!パウンドを入れるとチョーク。しかしマウントからのチョークで、真後ろではなく外れた。またパウンドを入れるエルセグ。コスタ亀になるとスクランブルで立ち上がり脱出。離れたところでホーン。

1Rエルセグ。

2R。右がヒットしぐらついたコスタ。コスタ大振りの右を振り回す。強打を出しているコスタ。詰めてきた。圧されて下がるエルセグ。左右のパンチを振り回して出たコスタだが、サークリングしてかわしたエルセグ。しかしまた左右のフックがヒット。コスタ一転してタックルへ。倒しかけたがこらえたエルセグ。コスタボディロックからテイクダウン狙い。ケージ際で倒した。ハーフ。コスタバックを狙ったが、足のフックを外して落としたエルセグが逆にバックに。立ってスタンドでケージに押し込むエルセグ。ボディに膝。コスタ飛びつき腕十字を狙ったが決まらず。また立つがエルセグスタンドバック。コスタ引き剥がして左右のフックを振り回して出る。そのまま押し倒し上に。ハーフから腕十字を狙ったコスタだが失敗して下に。エルセグが逆に上に。ホーン。

2Rコスタか。

3R。エルセグ飛び膝。かわしてタックルに入ったコスタだが、エルセグが脇を差してケージに押し込む。膝を入れながらテイクダウンを狙うエルセグだが、倒せず離れた。また詰めるエルセグ。タックル。テイクダウン。コスタ押さえ込ませず立ったが、エルセグケージに押し込む。離れた。また組み付いたエルセグ。ボディロックでケージに押し込むと投げてテイクダウン。倒した瞬間に足をフックしようとしたが、させずに立ち上がったコスタ。エルセグボディロックを放さないが、コスタがクラッチを切ると逆にシングルレッグ。肘を入れながら倒そうとしたコスタだがエルセグもこらえた。また押し込むエルセグ。膝。しつこく組み付いて膝を入れるエルセグ。コスタもパンチで抵抗するがタイムアップ。

勝負の3Rは際どい。

三者29-28でエルセグ勝利。

3Rは押し込んでいた分、エルセグの印象が良かったか。

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