UFC on ESPN+90:セミファイナル・マイケル・モラレス vs. ジェイク・マシューズ

ウェルター級。両者ノーランカーで、ランキング入りまであと一歩の選手。

エクアドルのモラレスはキャリア15戦全勝で、UFCでも3連勝。レスリング・ムエタイエクアドル王者で、15勝のうち12のKO勝ちがあるストライカー。が、攻撃力が高い反面、被弾もけっこうある。前戦は中堅ファイターのマックス・グリフィン戦で、序盤はテイクダウンを許し下になる場面もあったが、後半はタックルを切って打撃を入れる展開で判定勝ち。メキシコのエントラムジム所属で、元フライ級王者ブランドン・モレノの同門。24歳。

18歳でTUFデビューしたオーストラリアのマシューズ。ライトからウェルターに上げてからは9勝3敗とハイアベレージだが、ランキング手前クラスで取りこぼしていてノーランカーのまま。敗れた相手はアンソニー・マーティン、ショーン・ブラディ、マシュー・セメルスバーガー。7月の前戦では、1週間前に代役出場が決まったダリウス・フラワーズに格の違いを見せる2Rチョークで一本勝ち。29歳。

マシューズが詰めてきた。モラレスローで牽制。ジャブから右を打ち込むマシューズ。モラレス右のダブルをヒット。鋭いパンチが交錯。モラレス飛びこんで3連打。マシューズはボディストレート。モラレスワンツー。遠い距離から右をヒットさせると一瞬バランスを崩したマシューズ。パンチで飛び込むマシューズにローを合わせるモラレス。モラレスワンツー。飛び膝。これはヒットせず。残り1分。ここまでややモラレス優勢。マシューズ飛びこんでワンツーをヒット。モラレス飛び膝。そこからタックルへ。マシューズがぶった。離れる。ホーン。

ヒット数ではモラレスだが、後半いいパンチを入れていたマシューズに入る可能性もある。

2R。ワンツーを入れたモラレス。マシューズもワンツーを返す。プレスしてきたモラレス。ケージを背負わせた。クリンチからのパンチ連打。振りほどいて離れるマシューズ。逆にマシューズが出てきてケージを背負ったモラレスだが、サークリングして離れた。マシューズのワンツーがヒット。モラレスもワンツーを返すがマシューズブロック。モラレススーパーマンパンチ。またケージを背負うモラレス。ケージを蹴ってスーパーマンパンチ。残り1分。右ボディから左フックを入れたマシューズ。圧を強めたモラレス。飛び蹴り。残り5秒でモラレスラッシュ。ケージを背負ってブロッキングで凌ぐマシューズ。そこに左ハイ。ホーン。

2Rモラレス。

3R。ワンツーローを放ったマシューズだが、ローが急所に入りタイムストップ。再開。モラレスパンチで出て飛び膝。かわしたマシューズ。また詰めるモラレス。左で飛びこんだマシューズに右をかぶせる。両者ともに紙一重でかわす。モラレスカーフキック。足が流れたマシューズ。モラレス飛びこんでアッパー。またパンチを入れて詰めていくモラレスだが、マシューズステップしてかわした。今度はモラレスのローがローブロー。再開。残り1分。マシューズワンツーで飛び込むが、やや間合いが遠い。右を入れたMorales。残り15秒でタックルへ。マシューズ首を抱えた。放してパンチを入れたがタイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でモラレス勝利。

終始緊張感のある打撃戦だったが、要所でパンチをまとめて印象がいい場面を作ったモラレスの勝利。

二者がマシューズに入れたのは1R。

 

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