UFC on ESPN+90:第9試合・ウロシュ・メディチ vs. ムイクティベク・オロルバイ

ウェルター級。

セルビアメディチはここまでキャリアすべてがフィニッシュ決着。ライト級で2勝1敗で、前戦は代役として階級上のウェルターでマシュー・セメルスバーガーとの対戦に臨み、1Rにパンチでダウンを喫したが、3Rにバック肘でダウンを奪ってからのパウンドで逆転KO勝利。今回もウェルターでの出場となる。柔道・キックがバックボーンで、キックではK-1セルビア王者。30歳。

当初はジョニー・パーソンズと対戦予定だったが、試合4日前にパーソンズが欠場。急遽、UFCデビュー戦となるオロルバイとの対戦が組まれた。

キルギスのオロルバイは昨年からLFAに参戦し、ここまで3連勝中。キャリア11勝1敗で、勝った試合は6KO・4一本勝ち。先月27日のLFAで2RKO勝ちしてからインターバル3週間での出場となる。現在はチーム・アルファメールでもトレーニングしている。まだ25歳。

プレッシャーをかけるオロルバイ。両者牽制の打撃のみで様子をうかがっている。メディチ飛びこんでワンツー。さらに膝を入れた。クリンチアッパー連打。さらに膝を入れるが、メディチ組み付いてテイクダウン狙い。シングルレッグから倒した。ボディロックしたオロルバイ。メディチ立ち上がったがすぐにまたテイクダウンしたメディチ。強いパウンドを入れた。メディチ背中を向けて立ち上がり正対したが、オロルバイまたダブルレッグからリフトしてテイクダウン。また背中を向けて立ったメディチ。オロルバイすぐにまたテイクダウン狙い。シングルレッグ。ダブルレッグに切り替えてテイクダウン成功。レッグマウントからパンチを入れる。また背中を向けて立つメディチにまたダブルレッグからテイクダウンしたオロルバイ。またレッグマウント。背中を付けたメディチだが、蹴り上げで抵抗。背中を向けて立とうとするメディチ。オロルバイバックから強いパンチを入れる。ガードを取るメディチにパウンド。ホーン。

1Rオロルバイ。序盤パンチを貰ったが、組み付いた後は何度もテイクダウンを奪いコントロールしつつ、強いパウンドを入れた。

2R。すぐに詰めるオロルバイ。ケージ際まで下がったメディチ。ケージまで詰まったところでオロルバイタックル。テイクダウン。足をまたいで上からパウンド落としつつ寝かせる。ヒジ。背中越しに腕を掴んでパウンド。後ろを向くしかないメディチ。オロルバイ四の字バックを取るが、市のロックを外して立ったメディチ。すぐにまたダブルレッグでテイクダウン。だいぶ削れてきたか。ハーフバックからパウンドを入れる。首に腕を巻いてチョークを狙う。真後ろについていなかったが、首をひねるように絞めるとメディチタップ!

オロルバイ、4日前の緊急デビューだったが、UFC3勝のメディチに序盤パンチを貰った以降は組みで攻め続けて完勝。強かった。

試合後のインタビューでは今後ライト級で戦っていくとのこと。以前はライト級で、ここ2年ほどはウェルターに上げていたが、身長も178cmとウェルターでは小さめで、今回も直前の出場で体重を落とせているので、ライトが適正なのかもしれない。

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