UFC on ESPN+90:メインイベント・ブレンダン・アレン vs. ポール・クレイグ

ミドル級5分5R。アレン10位、クレイグ13位。両者ともにUFCでは初となる5Rマッチ。

アレンはUFC10勝2敗、うち6試合が一本勝ち(ヒールが1試合、RNCが5試合)で、現在5連勝中。負けた相手は現王者ストリックランドと、ランキング14位のクリス・カーティスウェルター・ミドルの強豪選手が多く所属しているキルクリフFC所属。前回はストライカーのブルーノ・シウバとの対戦で、シウバにテイクダウンを警戒され、タックルを切られる展開。打撃戦ではやや押され気味だったものの、右を当ててダウンを奪うと、パウンドからバックに回り得意のチョークで1R一本勝ち。27歳。

UFCきっての下攻めグラップラー・クレイグ。ライトヘビー時代は、一本勝ちも多いが負けも多く、ランキングには入っていたものの、タイトル挑戦は見えてこないポジションだった。しかしながら、後に王者となったジャマール・ヒル、タイトル挑戦をしたマゴメド・アンカラエフには、ガードから三角に捕らえて勝利している。ライトヘビーで2連敗したことで、今年7月の前戦からミドルに落とし、グラップラーアンドレ・ムニスからマウントパンチ連打で勝利している。35歳。

両者ともグラップラーだが、アレンは上攻め、クレイグは下攻めが主体。また、両者ともにヘタウマな打撃でけっこう打ち合い、グラップラーのイメージが大きいために、割りと有効になる場面がある(クレイグの場合はそれでKO負けも多かったが)。クレイグは打撃勝負を予告しているが、フェイクなのかガチなのか。

蹴りで牽制する両者。アレン飛びこんでワンツー。クレイグもジャブで牽制しつつ詰めていく。組んで脇を差したアレンだが、小手に巻いたクレイグがケージに押し込む。ダブルレッグへ。小手投げで投げたアレンがマウント!パウンド。ハーフに戻したクレイグ。アレン上半身を固めて押さえ込む。チョークを狙うアレンにクレイグカーフスライサー!アレンもカーフスライサーを狙う。外れた。アレンストレートフットロック。足を抜いたクレイグが逆に足関を狙うが、足を抜いて立ったアレン。クレイグをスタンドバックから投げた。ガードを取るクレイグ。ヒジを入れるアレン。クレイグ目尻をカット。ホーン。

1Rアレン。

2R。アレンのワンツーが入り効いた!クレイグ下になり引き込み。アレンインサイドからヒジ。下から抱えてディフェンスするクレイグ。足をまたいでハーフにしたアレン。マウントへ。ハーフに戻したクレイグに変形の肩固め。外れた。またヒジを入れるアレン。ガードに戻したクレイグ。パウンド・ヒジがヒット。三角を狙うクレイグに担ぎパスを仕掛けるが、クレイグパスはさせない。ヒジ・パウンドを入れるアレン。残り45秒。ハーフで首を抱えるアレン。残りわずかで亀になったクレイグにチョークを狙ったが、入る前にホーン。

2Rアレン。

3R。出てきたアレンにクレイグはジャブで弾幕を張るが、アレンがワンツーをヒット。クレイグのタックルにギロチンで上に。外れたがクレイグがケージ際で片膝になり体を起こしたところでバックに回り得意のチョーク!タップアウト!

アレン、4戦連続のチョークでの一本勝ちで6連勝。次は上位ランカーとの対戦だろう。

打撃勝負を予告していたクレイグだが、その打撃で打ち負けて、結局いつもの引き込みでグラウンドに持ち込んだが、アレンがクレイグのガードを正面から攻略した。

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