UFC on ESPN52:第5試合・ザック・リース vs. コーディ・ブランデージ

ミドル級。

8月のコンテンダーシリーズで勝ってUFCデビューとなるリース。一昨年にプロデビューし、ここまで全6試合で1Rフィニッシュ勝利。2分を超えたのも1試合しかない。コンテンダーシリーズでは前蹴りをキャッチされて下になったが、ガードからの腕十字で一本勝ち。しかし、打撃で圧倒して勝った試合も、相手の戦績が微妙で、試合内容でも露骨に差があったように見え、UFCでどれだけできるかはまだ判断がつかない。地元テキサスでのデビュー戦となる。29歳。

リースの実力を測る物差し役を務めるのはUFC3勝4敗のブランデージ。UFCデビュー戦で判定負けした後、ギロチンとパウンドで2試合連続1Rフィニッシュしたが、その後はオレクシェイチュク、ホドウフォ・ヴィエラ、セドルケス・ドゥマスに3連敗。後がなくなった前戦は、試合半月前に代役としてロバート・ウィテカーのスパーリングパートナーでもあるジェイコブ・マルクーンと対戦。マルクーンにタックルからバックを取られてパウンドを打ち込まれる展開だったが、肘が後頭部に入ったことで戦闘不能となり反則勝ちで首の皮一枚繋がった。しかし内容では圧倒されており、UFCでは底辺レベル。嫁は元UFCのアマンダ・クーパーで、ブランデージがMMAを始めた時からのコーチでもある。29歳。

詰めていくリースだがブランデージのパンチがヒット。ブランデージシングルレッグ。鉄槌を入れたリースだが、そのまま足首を掴んで上になったブランデージ。下からブランデージの右腕を抱えて腕ひしぎ腕固めを狙うリース。外れたが蹴り上げ。ガードに入ったブランデージ。パウンドを入れるがリース三角クラッチ。が、ブランデージ抱え上げてスラム!頭から落ちて意識が飛んだリース!KO!

リースも三角にこだわって放さなかったところで側頭部から落とされてKO。MMA初黒星。地元でのデビュー戦で底辺ブランデージ相手というのは快勝を期待されて組まれていたのだと思うが、大きなつまづきに。

過去12ヶ月で5戦目となったブランデージだが、5戦目でようやくちゃんとした勝利。

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