ライトヘビー級。
ベラトは10月3日のコンテンダーシリーズで勝利してから2ヶ月でのUFCデビュー。昨年のコンテンダーシリーズでは、ローカル時代にも対戦しKO負けしているビトー・ペトリーノ(現在UFC3連勝中)に2RKO負けしたが、今年は2RKO勝ちでUFCと契約。キャリアで負けた相手はペトリーノのみで、11勝中6KO・4一本勝ち。柔術茶帯の27歳。
ウクライナのポティエリアはUFC1勝2敗で、勝った試合は今年1月のマウリシオ・ショーグン引退試合。打たれ弱くなっているショーグンを無慈悲に1RKOした。しかしそれ以外の2戦はいずれもスタンドの打撃をもらい、頭を抱えてしまって滅多打ちにされてのKO負け。27歳。
詰めて前蹴りを入れたベラト。ワンツー。ポティエリアをケージまで下がらせるとタックルへ。離れたポティエリア。詰めていくベラト。右ミドル。ポティエリアは下がりつつ軽快にパンチを打ち込んでいく。ベラト詰めるがちょっと手が出ていない。パンチを被弾している。ポティエリア飛びこんでテンカオ。ベラト距離を詰めて組むとケージに押し込んだ。膝を放つがローブロー。タイムストップ。けっこう効いてるポティエリア。再開。詰めるベラト。またケージを背負うポティエリア。ベラト飛び膝。ワンツーを入れたポティエリアだが、ベラトまた組み付いてケージに押し込んだ。残り1分。引き剥がしたポティエリアだが、距離を作らず近い間合いをキープしかしポティエリアがパンチのラッシュ。顔面に入っている。一瞬ぐらついたベラトだが、それでも下がらずに打ち合う。ホーン。
1Rポティエリア。しかしラウンド終盤にベラトが作戦を変えてきた。
2R。ワンツーを入れたポティエリアだが、ベラトまた距離を詰めてケージまで下がらせる。パンチを入れるがポティエリアのワンツーをもらい効いた!さらに右をもらってダウン!ポティエリア鉄槌!起き上がりタックルに来たベラトにギロチン。ベラト自ら背中をマットにつけて外したが、ポティエリア上から鉄槌連打。効いているベラトだがガードでなんとかしのごうとする。ラッシュでスタミナを消費したポティエリア。それでもパウンドを入れていく。足で距離を作ろうとするベラトの首を抱えた。しかし立たれた。ベラトシングルレッグ。倒せず。が、ポティエリア疲れた。ガードが下がって肩で息をしている。逆に息を吹き返したベラト。シングルレッグ。踏ん張りきれず倒されたポティエリア。ハーフ。肘を入れるベラト。ポティエリア下から殴り返す。ベラト足を抜いてマウント!パウンドラッシュ!ラッシュラッシュ!顔面に連打をもらい続けるポティエリア。レフェリーストップ!
ベラト、KO負け寸前からの大逆転勝利。ポティエリアのガス欠に助けられてのものであるが、フィニッシュが必要な状況で、あれだけ打たれた後にちゃんと試合を終わらせるラッシュを打ち込めたのは良かった。
ポティエリアはほぼ勝っていた試合を落とす。ベラトと逆に、最後のフィニッシュ狙いが雑で、自分のスタミナ消費の方が大きかった。