UFC on ESPN52:第2試合・ウェリントン・トゥルマン vs. ジャレッド・グッデン

ウェルター級。

トゥルマンはUFCミドル級で3勝4敗と負け越した後、6月の前戦からウェルターに階級転向。初戦はUFC10勝5敗のランディ・ブラウン相手に打撃で距離を取られ、組んでもケージに押し込まれて何もできず、逃げ切りを狙うブラウン相手に3Rもテイクダウンを奪えずに判定負け。グローバーテイシェイラテイシェイラMMA所属で、ライトヘビー級王者アレックス・ペレイラがセコンドについている。27歳。

グッデンは一昨年UFC1勝3敗でリリースされ、ローカルイベントで戦績を重ねていたところ、今年3月にアブバカル・ヌルマゴメドフが3日前に欠場したことで緊急UFC再契約を果たした。が、減量が間に合わず6ポンドの大幅オーバー(3日前では仕方がないが、最初からキャッチウェイトにするべきでは)。しかしカールストン・ハリス相手に早々にスタミナが切れ、テイクダウンを取られて完敗。唯一の勝利はUFC未勝利のままリリースされたニクラス・シュトルツェ戦で、1Rに右一発でのKO勝ち。しかしガードを下げた構えの割に頭の位置が変わらないため、打撃のディフェンスに難がある。29歳。

グッデンワンツー。トゥルマンも左右のパンチを返す。グッデンの蹴りが届かない間合い。リーチに勝るトゥルマンが距離を取り、飛びこんで左を入れた。トゥルマンのパンチがほとんど顔面にヒットしている。パンチを貰って一瞬動きが止まったグッデン。そこに飛び膝を狙うトゥルマン。トゥルマンカーフキック。トゥルマン一転してシングルレッグ。そのまま抱えあげてテイクダウンし押さえ込んだ。ハーフ。起き上がろうと体を起こしたグッデンの首をギロチンに抱えたトゥルマン。外れたがなおもハーフ。上から肘を落とす。ホーン。

1Rトゥルマン。

2R。トゥルマン飛びこんで左をヒット。ワンツー。しかしグッデンの左が入り効いた!グッデンラッシュ!組み付いてしのごうとするトゥルマンだがグッデン逆に投げた!マウント!肘をもらいグロッキーなトゥルマン。レフェリー止めない。背中を向けたトゥルマンにチョーク。しかし全然ディフェンスできていないトゥルマン。完全に入ってタップアウト!

グッデン逆転勝利で再契約後初勝利。最後はパウンドでレフェリーが止めず、その後のチョークもそんなに鋭くなかったのでどうかと思ったが、トゥルマンがすでに逃げられる状態ではなくそのままフィニッシュできた。相変わらず頭の位置が変わらずパンチの被弾が多いので今後も厳しそうだが、パンチに一発の重さはある。

トゥルマンは最後のパンチを貰うまでは完全に作戦を実行していたが、その後は打撃をディフェンスできず、テイクダウンも足の踏ん張りが効かずで、もうどうしようもなかった。

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