UFC296:第6試合・アイリーン・アルダナ vs. カロル・ロサ

女子バンタム級。アルダナ5位、ロサ9位。絶対王者ヌネスが引退し、来月ラケル・ペニントンとマイラ・ブエノ・シウバの間で王座決定戦が組まれる女子バンタム級

アルダナは6月にヌネスのタイトルに挑戦して以来の試合。欠場したジュリアナ・ペーニャの代役として、急遽チャンスが転がり込んできたが、フィニッシュこそ逃れたものの、1Rも奪えずに判定負けで完敗。その前は2連続KO勝ちしているが、サントス戦では体重オーバー、チアソン戦は事前にキャッチウェイトに変更されている。ヌネス戦と、その前に敗れたホルム戦では、いずれもテイクダウンを取られ続けて敗れている。打撃は強いがテイクダウンディフェンスとグラウンドに穴がある。チアソン戦でもテイクダウンを取られたが、下からの腹へのアップキックによるKOという珍しいフィニッシュで勝利。35歳。

ブラジルのロサはUFC6勝2敗。敗れた相手はフェザー級に上げてのノルマ・デュモン戦と、Bellatorに移籍した元レスリング五輪銀メダリスト・マクマン。前戦のヤナ・サントス戦も、ロサが試合2週間前に急遽代役で出場が決まり、減量が間に合わないためにフェザー級契約となっている。バックボーンは柔術で、17勝のうち4KO・2一本勝ち。UFCでの8戦はすべて判定決着。28歳。

ワンツーを入れたアルダナ。ロサが詰めていくが、パンチはブロッキング。アルダナの右がヒット。ロサも右を打ち返しヒット。カーフを蹴るロサ。アルダナバランスを崩した。しつこくカーフを入れていくロサ。足が流れている。インロー・カーフとアルダナの左足を蹴りまくるロサ。インローでバランスを崩したアルダナ。パンチで出ていくが、ロサはひたすらロー。しかしパンチで押してケージまで追い込むアルダナ。ローを蹴られるたびにバランスを崩すアルダナだが、前に出てパンチを打ち続ける。残り1分。パンチで出るアルダナだが、ロサの打ち返したローでバランスを崩す。ケージに詰めたアルダナ。しかしロサのワンツーをもらう。ホーン。

1Rロサ。このペースだとアルダナの足は3Rまで持つかどうか。

2R。ロサワンツーロー。必ずコンボの最後にローを入れてくる。アルダナもジャブを出していく。ケージに詰めて右を入れたアルダナ。ロサもパンチを打ち返すが、前に出てケージ際に詰め続ける。ロサ膝を出したがスリップダウン。すぐに立つ。アルダナどんどん出る。攻撃は最大の防御という戦法か。パンチで押すことでローを封じている。ロサはパンチを貰ったためか失速気味。左右のパンチをもらっているロサ。相変わらずローでバランスを崩しているアルダナだが下がらない。残り1分。アルダナのパンチ3連打。パンチがヒットし動きが止まったロサ。推していくアルダナ。ロサも最後打ち返すがホーン。

2Rはアルダナが取り返した。ロサのローの数が減っている。

3R。アルダナの右をもらったロサ。タックルに入るが止められた。アルダナパンチを打ち続ける。ロサのローをもらい足が流れるが、それでも下がらない。ロサも手数が増えてきた。ワンツーからロー、さらに右がヒット。ロサも最後にローを蹴っているが、パンチで押してきた。アルダナ左ボディ。動きが止まったロサ。後退。アルダナがパンチで出ていく。両者顔面から出血。アルダナが出てパンチを打ち込み、ロサも打ち返しているが、押しているのはアルダナ。ボディ・顔面と打ち分けるアルダナ。両者バチバチの打ち合いが続く。しかし前に出るのはアルダナ。タイムアップ。

三者29-28でアルダナ勝利。

アルダナは1Rからカーフを効かせられていたが、パンチで押し切った。

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