UFC296:メインイベント・レオン・エドワーズ vs. コルビー・コビントン

ウェルター級タイトルマッチ5分5R。コビントン3位。

当時絶対王者だったウスマン相手にKO勝ちでタイトルを獲得したエドワーズ。しかし5Rまではリードされており、終始打撃とテイクダウンでリードされた状態からの逆転勝ちだったため、今年3月のダイレクトリマッチでもオッズではアンダードッグだった。では、前回よりも簡単にはテイクダウンを許さず、競ったラウンドが多くなり、ほぼ互角の内容での2-0防衛。テイクダウンを切って打撃で勝負するスタイルで、2015年のウスマンとの初戦で敗れて以来、8年間負けなし。1NCを挟んで13連勝中。32歳。

暫定王者のコビントン。テイクダウン67回はGSPに続いてウェルター級史上2位。しかしウスマンのタイトルに2度挑戦しているが、テイクダウンを奪えない展開が続いていずれも敗れている。8年前のワーレイ・アウベス戦のギロチンでの一本負けから、ウスマンにしか負けていない。ファイトスタイルは地味で、本来はなかなか評価されずらいファイトスタイルだが、トラッシュトークで相手を煽ることで人気を獲得した。が、行き過ぎたトラッシュトークのせいか、前回勝利したホルヘ・マスヴィダルには町中で殴られるという事件に発展してしまっているが、今回のプレスカンファレンスでも、エドワーズの家族を侮辱する発言でエドワーズが激怒。他の選手からも批判されている。35歳。

関節蹴りで牽制するコビントンだが、エドワーズ徐々に詰めてきた。ケージ際まで下がるコビントン。コビントン左ハイ。まだ両者見合いが続く。牽制の蹴り・ジャブ・フェイントのみ。飛び込んで左を放ったコビントンだがエドワーズはバックステップしてかわす。詰めたエドワーズ。左がヒット。ケージ際まで追い込まれたコビントン。コビントンシングルレッグ。足に触ったが、しっかりクラッチは出来ずに切られる。残り1分。両者ヒットすうは少なく、この後の展開でどちらのラウンドになるかは入れ替わる。エドワーズ強いロー。前蹴り。コビントンワンツー。ホーン。

1R手数でエドワーズ。

2R。また詰めるエドワーズ。コビントンはガードを高くして警戒。エドワーズが左ハイや右ストレートを入れていくが、タックルに入られないようにリスクを避けた攻めが続く。コビントンは下がり続けて攻めに行けない。会場からはブーイングが飛び始めた。ホーン。会場ブーイング。

2Rエドワーズ。コビントンは自ら行かないといけない。

3R。タックルを見せたコビントンだが、エドワーズバックステップでかわしてパンチを入れた。ミドルやローを掴まれないように蹴っていくエドワーズ。コビントンパンチからタックルへ。初めて懐に入った。エドワーズケージでこらえてそのままバックを狙ったが、両足を束ねたコビントンがテイクダウン。しかしすぐに日剥がして立ったエドワーズ。逆にエドワーズがダブルレッグ。テイクダウン。しかしグラウンドにはこだわらずに立ち上がった。エドワーズのカーフキックをつかもうとしたコビントンだがつかめず。ホーン。

3Rエドワーズ。コビントン、テイクダウンしてもすぐに立たれて、逆にテイクダウンを奪われてしまい、勝ちへのルートが潰されている。

4R。エドワーズの右フックをかいくぐってタックルに入ったコビントン。エドワーズケージで受け止めるとニンジャチョーク。けっこう深く入っている。コビントンスピンして外した。離れているエドワーズ。またスタンドへ。エドワーズ腹に前蹴り。コビントンタックル。ケージに詰めてクラッチした。コビントン投げを狙う。しかしエドワーズオーバーフックして投げ返しこらえる。離れた。ジャブを入れたコビントンがそのままタックルに。ケージに押し込む。が、切られた。足をすくって上になるコビントン。バックに回った。しかし前に落とすエドワーズ。ホーン。

4Rもこれまでのラウンドよりは差がないが、エドワーズか。もっともどちらに入っていたところで、コビントンはフィニッシュするしかないが。

5R。コビントンシングルレッグ。足首を掴んでテイクダウン。倒してバックに回るコビントンだが、エドワーズケージに寄りかかりながら立ち上がると、逆にボディロックからテイクダウン。そのままバックマウント。横三角の体勢。が、外れてエドワーズのガードに。ハーフにしたコビントンだがコツコツ殴るのみ。時間が過ぎる。残り1分。エドワーズ下からホールドして凌ぐ。タイムアップ。

両手を上げてアピールするコビントンだが…。

三者49-46でエドワーズ王座防衛。

コビントン特に見せ場なし。

タイトルとURLをコピーしました