UFC296:セミファイナル・アレクサンドル・パントーハ vs. ブランドン・ロイバル

フライ級タイトルマッチ5分5R。ロイバル2位。

7月に王者モレノを下し、フライ級第7代王者となったパントーハの初防衛戦。UFC10勝3敗で、長い手足からの打撃・寝技が武器で、佐々木憂流迦からもバックに回ってのチョークで1R一本勝ちしている。モレノ戦は1Rにダウンを奪い、2R以降モレノが復活してきたものの、得意のバックキープでしっかりポイントを稼いだパントーハがスプリット判定勝ち。今回の相手ロイバルとは2年前に対戦し、パントーハがチョークで一本勝ちしている。33歳。

ロイバルは2020年にコンテンダーシリーズに出場する予定が、ランカーのティム・エリオットと対戦する選手が欠場したため、代役で緊急UFCデビュー。いきなり勝利して1試合で早くもランキング入り。その後も負けた相手は前王者モレノと現王者パントーハだけ。アグレッシブで常にフィニッシュを狙いに行くスタイルで、15勝中、判定勝ちは2度しかない。ポジションを取られてもスクランブルで脱出するのが上手いが、パントーハには2Rにバックマウントを取られてしまい、最後はチョークで一本負けしている。タイトルには初挑戦となる31歳。

すぐに詰めていくパントーハ。インロー。ケージに追い込んだところでタックルに入ったが、ロイバル脇を差して切って離れる。またすぐ詰めるパントーハ。ロイバルがケージまで下がるとまたタックル。また引き剥がしたロイバル。ミドルを蹴るパントーハ。パントーハ首相撲から膝を入れるとまたタックル。今度はテイクダウン成功。ハーフでお話エコム。ガードに戻したロイバル。足で阻んだ。下から蹴り上げ。パントーハ蹴りをかいくぐってパウンドに。そのまま担ぎパスを狙う。またハーフにしたパントーハ。ロイバル下からカーフスライサーを練らたtが、回転して外したパントーハがマウントに。ハーフからガードまで戻したロイバル。残り30秒で下から蹴って離して立った。パントーハのミドルがヒット。パンチで出るロイバル。ホーン。

1Rパントーハ。テイクダウンするとパントーハペースに。

2R。またパントーハが距離を詰めていく。ミドル。組んでケージに押し込んだが、ロイバル離れた。ジャブを打ち込むロイバルにパントーハはまたミドル。ロイバルがパンチで飛び込んだところにカウンターのタックルでテイクダウン。下から蹴って距離を作ろうとするロイバル。すぐに足をサバいてハーフで押さえ込んだ。がっちり固めてスクランブルを許さない。下から殴るロイバル。パントーハパスしてサイドに。ロイバルハーフに戻すと足をすくって返そうとするが、バランスが良く返せない。パントーハ上から鉄槌連打。ロイバルすぐにガードに戻すと立った。パントーハのワンツーでロイバル効いた。パントーハ打撃で追い打ちに行かずタックルでテイクダウン。サイド。またガードにもどしたロイバル。ホーン。

2Rパントーハ。ロイバル後が無い。

3R。また右を打ち込んで出たパントーハ。ケージを背負ったロイバルに右ミドル。キャッチしたロイバルだが片足で凌いだロイバル。そしてまたタックル。テイクダウン。テイクダウンがどんどんイージーになっている。すぐにマウント。肩固め。しかし背中を向けて前に落としたロイバル。立った。パンチを打っていくロイバルにパントーハはミドルからタックルへ。今度はケージでしのいで切ったロイバル。パントーハまたタックル。ケージで切ったロイバル。打撃を入れていくロイバルだが、パントーハのシングルレッグで倒される。ハーフにしてパウンド連打。下から殴るロイバル。パントーハもパウンド。ホーン。

3Rパントーハ。中盤からちょっと疲れが見えたパントーハだが、テイクダウンで凌いだ。

4R。すぐに距離を詰めたパントーハ。ケージを背負わせてタックルへ。テイクダウン。ケージを蹴って逃れようとするロイバルだが固めるとマウントへ。スクランブルで脱出しようとしたロイバルだがパントーハ四の字バック。またケージを蹴って体勢を変えようとするがぴったりくっついているパントーハ。フェイスロック。凌いだロイバルだがまだ四の字バック。向き直ろうとするロイバルだがパントーハのバックキープが続く。残り30秒でマウントを狙ったパントーハだが、その際に上を取ったロイバル。パウンド・肘を落とすが、下から足関でディフェンス。回転して外したロイバルがまたパウンドを入れたがホーン。

4Rもパントーハ。ロイバルまだ動けているが、フィニッシュが必要。

5R。パンチで出るロイバル。スタミナの余裕はロイバルの方がありそう。しかしパントーハの右がヒット。ロイバルのパンチのラッシュ。ヒットしている。疲れが見えるパントーハ。カーフキック。パンチを入れるロイバルに首相撲。肘を入れて引き剥がしたロイバル。手数を出しているロイバルだが、パントーハのパンチももらっている。動きが落ちているパントーハだがタックルへ。尻餅をついたロイバル。ケージで立ち上がったが、パントーハ倒して寝かせた。パントーハはこのままキープで逃げ切り狙いか。ロイバルなんとか引き剥がそうとしているができない。パントーハ残り30秒でマウントに。ロイバルはハーフに戻したが、鉄槌を入れるパントーハ。タイムアップ。

最終ラウンドはロイバルに入るかもしれないが…。

50-45×2、49-46の3-0でパントーハが王座防衛。

ロイバルの攻めを潰して完勝。終盤スタミナ切れした時にはロイバルにも勝機があるかと思ったが、結局テイクダウンして攻めを封じた。

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