UFC296:第9試合・トニー・ファーガソン vs. パディ・ピンブレット

ライト級。両者ノーランカー。

ファーガソンは3年前のジャスティン・ゲイジーとの暫定王座決定戦でKO負けして以来6連敗。ここで負ければBJ・ペンの7連敗に並んでUFC最多タイとなる。ゲイジー戦まではライト級史上最多タイの12連勝していたが、ゲイジーに5R殴られ続けてダメージが蓄積したのか、そこから6連敗で、内容もフィニッシュ負けか、全く良いところのない判定負け。最初の4敗はランカーが相手で、ネイト戦は急遽前日にシャッフルされ階級上のウェルターでの試合となった上での負け。前戦のボビー・グリーンはノーランカーだったが、その後にグラント・ドーソンを破ってランキング入りしている。39歳。

ピンブレットはCage Warriorsフェザー級王者となり、その後ライトに上げ、タイトルは取れなかったがUFCと契約。UFC契約後は自らネクストマクレガーを名乗るビッグマウスぶりで注目される。前座で3連続フィニッシュ勝利3連続ボーナスを獲得したものの、試合内容には危なっかしさも感じられた。昨年12月の前戦では、中堅のジャレッド・ゴードン相手にケージに押し込まれテイクダウンを狙われる展開で、メディアのほどんどがゴードンを支持する内容での判定勝ちで物議を醸した。28歳。

ジャブを入れたピンブレット。右ハイ。カーフ。パンチで出ていくファーガソン。ケージに詰められたピンブレットが左ミドルをヒット。さらにタックルに行くが、ファーガソン切った。ピンブレットのカーフキックに右オーバーハンドを打ち込んだファーガソン。飛び込んでジャブをヒットさせたファーガソン。前蹴り。ケージまで下がらせた。ボディ。今日は積極的に出ていくファーガソン。ピンブレットボディブロー。右をヒットさせたピンブレットだがファーガソンのパンチもヒット。ピンブレットパンチで出る。ガンガン打ち込んでいく。ファーガソンの左フックもヒット。ピンブレットのパンチ3連打。ピンブレットワンツーを打ち込むとパンチのラッシュから飛び膝!ヒットしファーガソンダウン!ピンブレットバックを取ってチョークを狙う。残り30秒。パウンドに切り替えたピンブレット。パウンドラッシュ。反転して正対しガードに戻して凌いだファーガソン。パスを狙うピンブレット。ホーン。

1Rピンブレット。

2R。ファーガソンのパンチがヒットしているが、ピンブレット構わず打ち返している。ファーガソンがハイを放ったところでスリップして下に。すぐ上になるピンブレット。ファーガソンのガード。三角を狙うがディフェンスしたピンブレットがパウンド。ファーガソンはガードから肘。ファーガソンラバーガード。しかし密着して防いでいるピンブレット。ケージ際まで移動してきた。下から首を抱えるファーガソンだが、ピンブレットパウンドを入れるとガードを割ってハーフに。肩固めを狙ったが、またガードに戻したファーガソン。下で凌いでいるが抜け出すことも出来ない。ホーン。

2Rピンブレット。ファーガソン、下になってからは抜け出すことが出来なかった。このラウンドはそれほど大きなダメージは受けておらず、まだ余力はありそうだが。

3R。すぐに詰めていくファーガソン。しかしちょっとスピードが落ちている。ピンブレットも口が半開き。下がったピンブレット。タックルに入るが切られた。引き込んだピンブレットだがファーガソン付き合わず立たせた。ファーガソンが傘にかかって出ていく。またタックルに入るピンブレット。切ったファーガソンだがなおもダブルレッグに入ったピンブレット。テイクダウン。ファーガソンまたラバーガード。しかし外れた。足を超えてハーフに。ガードに戻すファーガソン。下から殴るが、ピンブレットも上から密着したままパウンド。時間が過ぎていく。足で蹴って引き剥がそうとしているファーガソンだがピンブレット離れない。残り1分。下からギロチンに抱えたが外れた。三角もディフェンスされる。ピンブレットパスを狙う。下から殴るファーガソンだがタイムアップ。

三者30-27でピンブレット勝利。

ファーガソンUFC7連敗。すぐにケージを去る。

5連勝のピンブレット、1Rはフィニッシュ直前まで追い込んだが、3Rにはスタミナ切れ。しかしテイクダウンを奪うとファーガソンの下からの仕掛けをすべて潰し勝利。

ファーガソンは3Rピンブレットがスタミナ切れした時にはチャンスもありそうだったが、下になると自ら立ち上がることが出来なかった。

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