UFC296:第7試合・アロンゾ・メニフィールド vs. ダスティン・ジャコビー

ライトヘビー級。メニフィールド14位、ジャコビー15位。

メニフィールドは直近7戦で5勝1敗1分け。1引き分けを挟んで3連勝中。前戦ではドローだったランカーのジミー・クルートとのダイレクトリマッチで、タックルに来たところをギロチンに捕まえてタップアウト勝利しランキング入りした。アメフトでプロとして活動した後にMMAに転向したため、プロデビューが28歳と遅い。現在キャリア8年で36歳。

キックボクサーからの転身組が増えているUFCだが、ジャコビーはUFCからリリースされた後キックボクサーに転身し、Gloryでタイトルに挑戦するまでになってからUFCに戻ってきたという、MMA→キック→MMA出戻りの鈴木千裕タイプ。11~12年前にUFCに出た時は1勝もできず、WSOFやBellatorでも勝ち星を挙げられないままキックに転向。キック戦績は10勝8敗だが、ミドル級トーナメントを制して、当時のGlory王者サイモン・マーカスに挑戦したこともある。コンテンダーシリーズで勝利しUFCに復帰後は7勝2敗1分け。カリル・ラウントリーとアマザット・ムルザカノフに連敗したが、8月の前戦はケネディ・エンジーチュクーから1Rにダウンを奪ってのパウンドラッシュでKO勝ちした。35歳。

ジャブを突くジャコビー。ロー。どんどん詰めてジャブを入れる。間合いに入れないメニフィールド。ケージを背負った。メニフィールドダブルレッグで飛び込んだが切ったジャコビー。またケージに詰めて右を打ち込む。右ミドル。しかしメニフィールドの左もヒット。また出るジャコビー。パンチをかわして組み付いた。四つに組んだがケージに押し込むのはジャコビー。太ももに膝。残り1分。押し込みながらボディを殴るジャコビー。メニフィールド押し込まれたまま動けない。残り30秒で入れ変えたメニフィールドだが、ジャコビーがボディに膝。首相撲。ホーン。

1Rジャコビー。

2R。じわじわ出るメニフィールド。左がヒットしぐらついたジャコビー!すかさず距離を詰めたメニフィールドだが、ジャコビー立て直して距離を取った。またジャブを出すが、警戒して手数が減っているジャコビー。メニフィールドの右がヒット!一瞬またぐらついたジャコビー。詰めたジャコビーがパンチをヒット。ケージを背負ったメニフィールドにアッパーを放ったが空振り。逆にメニフィールドのパンチが入り効いた。距離を取る。追ってケージに詰めてパンチを入れるメニフィールドだが、ジャコビー距離を取って凌いだ。ジャブを突くジャコビー。ちょっとスピードが落ちているが、ジャブがヒット。ジャブ。メニフィールドはカーフキック。ジャコビー最後にパンチで出るが、クリンチで凌いだメニフィールド。ホーン。

2Rはパンチを効かせたメニフィールドのラウンド。

3R。スイッチしながらカーフを蹴ったジャコビーだが、メニフィールドがワンツーを返す。ジャコビーはフェイントを含めて手数を増やしてきた。スイッチしながらパンチを入れる。ケージまで下がるメニフィールド。ジャコビーの右が顔面を捕らえた。ワンツーもヒット。メニフィールド失速か。ジャコビーリズムが良くなってきた。ステップしつつジャブ、ワンツー。メニフィールド、このラウンドは手が出ない。ジャブの乱れ打ち。が、メニフィールドの飛び込んでの右でダウン!立ち際にバックからパウンド!さらにケージに押し込んで右!メニフィールドテイクダウン。バックから首に腕を回すメニフィールド。が、前に落ちてしまった。ジャコビーケージに押し込む。どうにか凌いだが、このままでは判定が厳しい。メニフィールド入れ替えるとシングルレッグを狙う。残り1分。スタンドバックに回ったメニフィールドだが入れ変えたジャコビー。ボディロックからテイクダウンを狙ったがメニフィールドこらえた。離れたいジャコビーだがメニフィールドが離れ際に左右のパンチをヒット。さらに詰めた。タイムアップ。

判定三者29-28でメニフィールド勝利!

ジャコビーのジャブで押される展開だったが、一発の重さで試合を引っくり返した。

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