PANCRASE340:第9試合・ジェニー・ファン vs. SARAMI

初代アトム級クイーン・オブ・パンクラシスト決定トーナメント準決勝5分3R。

台湾のファンは次の試合でトーナメント逆ブロックに出場するV(0勝2敗)と沙弥子(1勝0敗)と対戦経験あり。昨年12月に沙弥子に勝利し、今年5月には修斗で古賀愛蘭に勝利し、ONE離脱後2連続チョークでの一本勝ち中。現在は日本に在住し、AACCでトレーニングを積んでいる。32歳。

キャリア11年でパンクラス初参戦となるSARAMI。JEWELSではタイトルに挑戦するも及ばなかったが、2020年に修斗に参戦すると、2連勝で翌年今度は修斗のタイトルを所持している黒部と3度目の対戦。5R判定勝ちで悲願の初タイトルを手にした。それを交通手形としてRIZINに出場したが、浅倉カンナに判定負け。今年5月にはキャリア4戦目の渡辺彩華と初防衛戦で戦ったが、2RハイキックでKO負け。舞台をパンクラスに移して2本目のベルトを狙う。33歳。

ファンが打撃で出るが、SARAMI距離を取りかわす。ファンが飛び込んできたタイミングでタックルへ。テイクダウン。ケージを背に座った体勢でパンチを打ち込んでいくファン。立ち上がった。SARAMI放さずケージに押し込む。外掛けで倒した。ハーフで寝かせる。固めたまま殴る。残り1分。押さえ込んだまま打撃を入れるSARAMI。ファン動けず。1R終了。

1R三者SARAMI

2R。SARAMI組み付きながらの外掛けテイクダウンで倒した。またハーフで押さえ込む。ファン下から突っ込み絞め。しかし入っておらず。うつ伏せになり体勢を変えようとしたファンだが、SARAMIが逆に頭をまたいだ体勢に。しかし自らハーフに戻すSARAMI。残り1分。バックに回るSARAMI。ファン立ったがSARAMIスタンドバック。最後に正対したがホーン。

2R三者SARAMI

3R。またファンが飛び込むタイミングに合わせてタックルに入り、テイクダウンを奪うSARAMI。バックを取った。ファン立ったがスタンドバック。しかし倒されたところで足で蹴り離して立ち上がった。打撃で出るファン。SARAMIのタックルを切る。大振りのパンチを打ち込むファンにSARAMI組み付くが引き剥がした。残り1分半。パンチで出るファン。組みに行くSARAMIに右をヒット。右が顎を捕らえている。しかしSARAMIもパンチを打ち返す。残りわずかで組み付かれると一本背負いを狙ったファンだがホーン。

三者フルマークでSARAMI勝利。

最後にちょっとファンの打撃で押される場面もあったが、判定で勝っているのが分かっていたので計算づくの逃げ切りか。

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