PANCRASE340:第8試合・亀井晨佑 vs. 平田直樹

フェザー級。亀井2位、平田5位。

亀井は大学卒業後、1年9ヶ月のブランクを経て復帰。フェザー級挑戦者決定トーナメントを勝ち上がったが、暫定王座決定戦に変更された決勝では透暉鷹にグラウンドで一方的に攻められる展開で、よくしのいだものの4Rチョークで一本負け。今年9月には透暉鷹の王座返上により新居と王座決定戦で対戦し、パンチを効かせてKO寸前まで追い込む場面もあったが、最後はキムラ狙いからのセンタク挟みで落とされてタイトル獲得ならず。26歳。

柔道バックボーンのグラップラー平田は今年4月にパンクラスに参戦してから9ヶ月で早くも4試合目。ここまでは3連勝で、ここで勝てばタイトル挑戦のチャンスも見えてくる。前戦は2Rまでテイクダウンからコントロールしていたが、3Rにはタックルを切られるようになり、終盤は引き込んで攻められるやや弱気な展開での逃げ切り判定勝ち。26歳。

距離を取りハイを蹴る亀井。ジャブ。ミドル。ボディ。平田が蹴りをサバいてタックルへ。シングルレッグで膝を着かせるとクラッチ。そのまま寝かせてマウント。ハーフにした亀井だが平田が押さえ込んでコントロール。足を抜かせない亀井だが、押さえ込まれたまま時間が過ぎる。足を抜いた瞬間に亀井反転。上を狙う。平田首を抱えてギロチンの体勢。亀井はボディロック。平田ギロチンで引き込む。けっこうタイトだがホーン。

1R三者平田。

2R。ミドルを蹴る亀井。距離を取りながら蹴りを出していくが、平田がじわじわ詰めていく。間合いに入ると打撃を出す亀井。平田タックル。四つで組み止めた亀井だが、そのまま四つ組みになると平田が大内テイクダウン。亀井クローズドガード。平田脇差しパス。ハーフからサイド。マウントに。残り20秒で亀になった亀井。チョークに入る平田だが時間がないと見て放して肘。ホーン。

2R三者平田。

3R。ジャブから右を打ち込む亀井。ミドル。ワンツーから左ハイ。さらにワンツーを出したところで平田タックル。切った亀井。しかし再度タックルでクラッチした。そのままケージに押し込みながらテイクダウン狙い。ボディロックから倒した平田。ボディロックパス。ハーフにして上半身を固めた。残り1分。亀井ようやく体勢を変えてケージを背負う体勢にしたが、平田はボディロックからマウント。バックマウントから腕十字を狙う。クラッチで耐える亀井。タイムアップ。

三者30-27で平田がドミネイトして勝利。

平田はテイクダウンすると一度も脱出させずに完勝。

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