キャッチウェイト71.5kg契約。
48歳のレジェンド近藤。昨年は2連勝で5年ぶりの連勝としていたが、今年は7月に5年半ぶり復帰戦となる佐藤豪則と対戦し、前半手数が少なく、後半になって動きが落ちた佐藤を打撃で押す展開となったが、仕留められずに判定負け。
慧舟會で育ち、現在NATURAL9の代表を務める美木。43歳で7年半ぶりの試合となる。最後の試合の相手は青井人(ドロー)。4年前にも修斗で試合が組まれていたが負傷欠場している。ジムでの指導の他、QUINTETの審判員も務め、桜庭との親交も深く、QUINTETではエキシビションで対戦もしている。
積極的にステップからパンチを出す近藤。ロー。出たところに美木が胴タックル。サバ折りテイクダウン。ハーフ。押さえ込んだ美木。固める美木。押さえ込んだまま細かいパウンド、脇腹に膝。立てない近藤。解説の石渡は近藤のグラウンドから立つ技術について「フィジカルとセットのものなのではないか」と、フィジカルが落ちたことで立てなくなっているのではないかと発言。最後にガードに戻した近藤。ホーン。
三者美木。
2R。すぐ出た近藤だが、美木はパンチをかいくぐりシングルレッグ。テイクダウン。クローズドガードを取る近藤。美木立ち上がるとパスしながらパウンドを落とす。サイドについた。身体を起こしてハーフにした近藤だが美木コツコツパウンドを入れていく。肩固めを狙う体勢。外れたがなおもハーフ。残りわずかで肘を落とした美木。ホーン。
2R三者美木。
3R。近藤左右のパンチで出る。ロー。美木はジャブを返すが間合いに入らない。飛び込んだタイミングに合わせてダブルレッグ。近藤背中を着かずに立とうとするが、美木がたすきに取ってハーフバックへ。ガードに移行。セコンド北岡からは「ケージサイドまで行けよ!」と指示が飛ぶが、美木インサイドからパウンド・肘。打ちながらハーフにして肘。声を出しながらパウンドを打ち込む。残り30秒で足で距離を作りケージ際で身体を起こした近藤。美木首を抱えるが時間稼ぎの引き込み。残り10秒で立った。タイムアップ。
30-27×3の3-0で美木勝利。ブランクはあったがコンディションは良かった。
近藤はスタンドでの打撃はここ数年で一番積極的に出せていたが、テイクダウンされてからは立ち上がることが出来ず。