UFC on ESPN+92:セミファイナル・ジム・ミラー vs. ガブリエル・ベニテス

ライト級。

前戦でUFC最多試合数(42試合)・最多勝(25勝)の自己記録を更新したミラー。直近5戦で4勝1敗だが、4勝のうち3人がUFCデビュー戦、残る1人は5連敗中で引退試合となったドナルド・セラーニ。それでも勝った試合では8連続フィニッシュ勝利中で、フィニッシュ力は健在。前戦も試合2日前に急遽代役UFCデビューが決まったジェシー・バトラーが相手だったが、23秒でKO勝ちした。40歳になってからの初戦となる。

ベニテスはUFC7勝6敗(ライト級では2勝1敗)。TUFラテンアメリカからUFCに出場して今年で10年となるベテラン中堅ファイター。こちらも23勝中19フィニッシュ(UFCでは7勝中5フィニッシュ)とフィニッシュレートが高い。ライト級では小柄なためフェザーに落としていたが、体重オーバーしたため、前回からまたライトに戻している。35歳。

カーフを蹴るベニテスに、ミラーもワンツーからローを返す。左右のパンチを入れるミラー。ベニテスまたカーフ。ミラーもローを返した。ワンツーからロー。両者打撃戦の構え。ミラーがプレスしていく。連打で出ると首相撲に捕らえて膝をボディに入れた。圧を強めるミラー。パンチからロー。ミラーパンチから組み付いた。四つに組んでケージに押し込むと膝。離れる。ベニテスもパンチを返す。ミラーパンチからロー。ホーン。

1R手数でミラー。

2R。ベニテスがカーフを蹴るが、ミラーのローを蹴られて効いた。ミラークリンチアッパー連打から膝。ミラーのローがまたヒット。詰めてくるベニテスに左ボディ。左フックから左アッパー。ベニテスパンチで出る。ケージを背負うミラーだが、そこでタックル。テイクダウン。ベニテスのガード。ミラーインサイドから肘。ベニテス腕十字。しかし腕を抜いたミラー。パンチで飛び込んだミラーがそのままパスしてバックに回った。四の字バック。チョークを防ぐベニテス。ホーン。

2Rミラー。

3R。左をヒットさせたミラー。ミラーもローを返す。しかしちょっと手数が減っているミラー。疲れがあるか。ベニテスがその分手数を増やしてきた。ミラー空振りが目立つ。打撃でやや劣勢になってきたミラーだが、ここでタックル。テイクダウン。ハーフからマウントを狙う。ディエfンスしてベニテスだがバックを取られた。四の字バックからパームトゥパームでフェイスロック。タップアウト!

30代後半から打撃の向上が著しいミラー。序盤は打撃主体だったが、やや苦しくなった後半は組みの引き出しを開けて、最後は一本勝ち。ベテランの味。以前は序盤の攻めを凌がれると失速しがちだったが、打撃で攻める時間が長くなったことにより、ペース配分が取れるようになったか。

ミラーはUFC100・UFC200に出場して勝利しており、3か月後となるUFC300への出場もアピール。

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