UFC297:第2試合・ジャスミン・ジャスダビシアス vs. プリシラ・カショエイラ

女子バンタム級。両者ともに前戦はフライ級。

ジャスダビシアスはセミ前に登場するマイク・マロットと同じく、地元オンタリオ州のナイアガラ・トップチーム所属。26歳までは格闘技とは無縁の生活を送っていたが、初デートで彼氏が連れてきた友人がナイアガラ・トップチームのコーチ・クリス・ピケットで、その出会いがきっかけでレスリングを始めカナダ2位に。さらにボクシングや柔術も始め、28歳でアマチュアMMAデビュー、30歳でプロデビューを果たすと、2年でコンテンダーシリーズに出場しUFCと契約。テイクダウンからの押さえ込みが武器。UFC3勝2敗の34歳。

カショエイラは、被弾しても引かずに打ち合っていくことでゾンビガールのニックネームを持つ。しかしグラウンドには穴がある。打撃もタフさで誤魔化しているが上手くはない。前戦のミランダ・マーヴェリック戦では、何度もテイクダウンを奪われ、倒されるとリカバリーもできない展開から、マウント腕十字で一本負けした。UFC4勝5敗の35歳。

パンチで攻めていくカショエイラ。しかし前に出たタイミングでジャスダビシアスタックル。テイクダウン。パスを狙いつつパウンドを入れる。レッグドラッグハーフ。サイドに出た。カショエイラの腕を背中越しにホールドしてパウンド。そのまま身体をまたいでマウントに。背中を向けたカショエイラの身体をバックマウントで伸ばして殴る。身動きが取れないカショエイラ。ケージを蹴ってなんとか体勢を変えようとするが替えられない。マウントからパウンドラッシュ。足でシザースしようとしたができないカショエイラ。パウンド・肘を入れていくジャスダビシアス。止められてもおかしくないが、レフェリー止めない。これで止めないなら戦闘不能のダメージを与えるしかない。ハイマウントに。パウンド・肘を入れ続けるジャスダビシアス。ホーン。

1Rジャスダビシアス10-8。あれだけ抵抗できずに打たれていたら止めてもいいと思うが。女子でパウンドの威力がないだけに、あれで止めてもらえないとつらい。

2R。カショエイラ詰めていく。カーフ。しかしジャスダビシアスの右をもらいダウン!すぐに上になったジャスダビシアス。ハーフ。パスしながら殴る。マウント。肩固めを狙う。下からホールドして耐えるカショエイラ。サイドに出たジャスダビシアスがニーオンからパウンド。ダースチョーク。浅いか。またダースに。マウントで絞める。が、外れた。残り1分。またパウンド・肘。もらっているカショエイラ。もう止めていいが止め時を失っている。最後まで肘を入れ続けるジャスダビシアス。ホーン。

2Rも10-8ジャスダビシアス。

3R。もはやKOするしかないカショエイラ。しかし消耗している。ジャスダビシアスタックル。切ったカショエイラ。前蹴りを入れるジャスダビシアス。出てきたカショエイラに右をヒット。ジャスダビシアスも疲れがあるか。タックルに入るが切られた。消耗でガードが上がっていないカショエイラだがタックルを切った。それでも組み付いていくジャスダビシアス。振りほどき膝をついたところにパンチを入れるカショエイラだがジャスダビシアスタックル。テイクダウン。サイドにでてクルスフィックス。パウンド・肘を入れる。レフェリーもう止める基準がなくなっているとしか思えない。頭をまたいだジャスダビシアス。ボディを殴る。またダースへ。カショエイラタップしている。レフェリー気づくのが遅れて止めた。

1Rで止めて良かった試合。

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